下の写真は、丸編み機と呼ばれる機械。コンピューター制御で約1,000本の針を高速で正確に動かし、糸から筒状の布地へと編み上げていくマシンです。女性用の高級インナーウェアやシームレスストッキングにも多く用いられています。
丸編み機にも様々な種類がありますが、大人のウェアを作るマシンがほとんどで、赤ちゃんサイズのウェアを編むことができるものは現在、日本で数台しか稼働していません。操作できる人も限られています。
コンピューター制御とはいえ、約1,000本の針を正確に動かすには、1本1本を毎日手作業で調整し、セットしなければなりません。セットの仕方が少し違うだけで同じものが編めなくなるので、職人技ともいえる細かな作業が必要です。ワコールはこの編み機と編み機を動かせる職人とともに、希少なマシンを大切に使いながら、赤ちゃんにここちよいハイスペックな肌着「ベビー研究所」を作っています。