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上流下着のつどい~自分へのご褒美に、上質なランジェリーを。下着を楽しむ贅沢エッセイ|ワコール

相川 藍(あいかわ・あい)
言葉家(コトバカ)。ランジェリー、コスメ、ワイン、イタリアを愛し、広告コピーからコラム、書評、小説(「ガーター・モモ物語」など)まで言葉と格闘中。月刊公募ガイドで「コトバカっ!」、Book Japanで新刊書評を執筆中。

美しさへの階段をのぼりつつあるあなた。ひとつ目標をクリアしたら、自分へのご褒美は「上質な下着」。さあ、あなたも当サロンで、あこがれのランジェリーの深遠な魅力や、そこに秘められた意外なエピソードに肉薄してみませんか?

096 人生を変えるかもしれないナイトウェア

旅行にパジャマは持っていく?

NOTA(ノタ)2017-18秋冬コレクションより  かつて好きだった服や下着のことを、ときどき考えます。第2の肌みたいにくたくたになるまで着倒したアイテムのことは、忘れられません。できることなら再会して、眠るときに、そういう愛着のあるものを身につけてみたい......。なぜこんなことを考えたかというと、最近、まさにそんなパジャマに出会ったから。色も柄も生地も、子供のころ着ていたワンピースにそっくりで、一度さわったら手放せなくなり、ノスタルジー買いをしてしまいました。
 流行とは少し違う基準で選びたくなるのが、ナイトウェアというものなのでしょう。大袈裟にいえば、私たちが他人の目を気にせずに「自分が本当に好きなもの」を着られるのは、眠るときだけなのかもしれません(なんなら、何も着ないで寝たっていいわけですし)。ナイトウェアは、夜の素肌。究極のプライベート・アイテムにこだわることは、自分の心の声に耳をすませ、からだの内側から美しさを磨くことにつながるはずです。

左)ルームオブエー(アンフィ)のカップ付ロンパースは、リゾートウェアにしたくなる
右)ツモリチサトのパジャマは、綿100%のふんわりワンピースとボトムがセットに
 『ブラパン100』(ワコール)によると、「旅行するとき、パジャマ、持ってく?」という質問に、持っていくと答えた人は58%。「自分のパジャマがいちばんリラックスできるので」「彼氏との旅行には必ず持参します。ホテルのナイトウェアは可愛くないし味気ないので」などの声がありました。たしかに、ホテルのナイトウェアやバスローブが今ひとつだと「どうしよう!」と悲しくなるし、いいものだと気分が一気に上がります。
 旅行に持っていくナイトウェアとして、外せないのはナイトブラ。ウンナナクールのパジャマブラや、睡眠科学のナイトアップブラは、旅の間、ずっとつけていたくなりそうです。ルームオブエー(アンフィ)のカップ付ロンパースや、ツモリチサトのワンピースとボトムのセットには、ナイトウェアを超えた可愛さがありますね。ふだんはあまり着る機会のない上質なスリップなども、かさばらず、旅先のナイトウェアにふさわしいと思います。
左・中央)ウンナナクールのパジャマブラは、柄もいろいろ、ライトなつけ心地
右)睡眠科学のナイトアップブラは、オーガニックコットンのすっきりデザイン

眠りを誘うギリシャの「ノタ」とギリシャ神話。

 インポートアイテムなら、ギリシャでNo.1のナイトウェアブランド「NOTA(ノタ)」。1962年、文学と音楽を愛するノタ・マセロスさんが夫と一緒に設立し、今では世界30か国以上で展開され、中東の王族にも人気があるそうです。日本では、ワコールが2006年から取り扱いを始め、全国の主要百貨店で販売されています。海外のNOTAのお店では、逆にワコール製品を取り扱っているとのこと。ギリシャに行ったらぜひ訪れてみたいですね。
 現在も、創業者のノタ夫人がデザインを指揮しているというNOTAのナイトウェアは、ギリシャの詩人、コンスタンディノス・カヴァフィスの詩の一節からインスピレーションを得るなど、自国のカルチャーに根ざしたロマンチックな雰囲気が魅力です。リボンやレースのディテールやフラワープリントには、フェミニンでありながらカジュアルな遊び心がいっぱい。日常の疲れを癒し、エーゲ海のリゾート気分に浸れそうなコレクションです。

 ギリシャ人は睡眠時間が長いといわれますが、NOTAのナイトウェアなら、確かによく眠れそうです。『8時間睡眠のウソ』(集英社文庫)によると、日本人は5人に1人が睡眠に問題を抱えており、特に日本女性は世界的にみても睡眠時間が短いようなので、ナイトウェアの選択は緊急課題。たとえ短い眠りでも、本当に好きなものを着て疲れをリセットできれば、翌朝は、美しさのバッテリーがフルチャージされた状態で目覚めることができるでしょう。
 眠れない夜は、ギリシャ神話の眠りの神、ヒュプノスのことを考えるのもおすすめです。ヒュプノスは、夜の女神ニュクスと暗黒の神エレボスの子で、眠りを誘う液体を地上に注いだり、疲れた人間の額に木の枝で触れるなどして、安らかな眠りを与える神様。大英博物館の「ヒュプノスの頭部」というブロンズ像を見ると、こめかみから翼が生えた優しそうな青年で......こんな話を聞いているだけで眠くなってきませんか? 本日もよく眠れますように!
NOTA(ノタ)2017-18秋冬コレクションより
左)レースとリボンの使い方が可愛い小花プリントのナイトワンピース
中央)オリエンタルなフラワープリントと優しいオリーブ色がロマンチック
右)マロンカラーに映える大きな花柄とサテンのリボンがキュート
■ブラパン
Q.友人や家族と旅行する時、パジャマを持っていく?
http://www.wacoal.jp/c/brapan/2009/12/11.php/
■amphi(アンフィ)
http://www.amphi.jp/
■ツモリチサト スリープ
http://www.wacoal.jp/pw/tsumori/
■ウンナナクール
http://www.une-nana-cool.com/
■睡眠科学
http://www.wacoal.jp/pw/suimin/
■ノタ(最新トピックス)
http://www.wacoal.jp/news/topics/201703/nota.html