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093 世界のランジェリートレンドは今
2017年の最も旬なブランド、シモーヌ・ペレール。
松屋銀座・地下歩道のウィンドウに登場したシモーヌ・ペレール2017春夏コレクション  1月に開催されたパリ国際ランジェリー展で、500を超えるブランドの中から「デザイナー・オブ・ザ・イヤー2017」に輝いたのは、歴史あるフレンチランジェリーのSIMONE PÉRÈLE(シモーヌ・ペレール)でした。世界60か国以上で愛されており、日本ではワコールから発売されているブランドです。1948年の創業時より親子三代で受け継がれ、近年は「Art on bare skin(素肌の上のアート)」をテーマに革新的なデザインを発表しています。
 受賞を記念して、シモーヌ・ペレールコーナーのある松屋銀座4階では、春夏コレクションのフェアに加え『ファッション通信』公開収録のトークショーも開催されました(BSジャパンにて3月25日放送予定)。松屋銀座に直結する地下歩道の大きなウィンドウには、今シーズンのルックブックのイメージを取り入れたディスプレイが登場。自然光の入らない地下というロケーションが、ライトアップされたランジェリーの魅力を引き立てていました。

みずみずしい色とデザインが魅力のシモーヌ・ペレール  春夏のアイテムで真っ先に目を引かれたのが、爽やかなサックスブルー。ブラジャーは3/4カップのプッシュアップタイプで、サイドとバックは繊細な花と植物の柄が刺繍されたチュールレースになっています(1/2カップブラは、逆にカップ部分がチュールレースの1枚仕立てになっていてセクシー!)。オレンジの3/4カップブラは、レースの立体感に魅了されますね。こちらはプッシュアップ機能のあるパッド入りで、取り外しが可能です。
 このように細部のデザインが美しいシモーヌ・ペレールですが、こだわりのディテールのひとつがストラップ。どのブラを見ても、肩が気持ちよく決まっているなと感心します。ストラップは、ランジェリーの印象を左右する重要なパーツ。村上春樹の話題の新刊『騎士団長殺し』にも「彼女の白いキャミソールのストラップのことを私は思った」という一文がありました。妻に去られた男が最初に思うのが、キャミソールのストラップのことなんです。

ランジェリーは、時代の空気を映し出す。

秋冬のシモーヌ・ペレールは「パリジャン スピリット」がテーマ  パリ国際ランジェリー展で好評を博したシモーヌ・ペレールのショーの動画では、ひと足先に、2017年秋冬のアイテムを見ることができます。赤、白、青のトリコロールカラーで幕を開けるコレクションのテーマは「パリジャン スピリット」。個性豊かなスタイルをもった14人のモデルたちが、パリの街並みや神聖な寺院からインスピレーションを得てデザインされた最新のコレクション・アイテムを、堂々と着こなしています。
 上品なクレープ素材を使い、エレガントなバランスを完成させた淡い紫のブラとショーツ。レースの美しいグラデーションがパリのゴシック建築を思わせるグレーのボディスーツ。ショーのフィナーレを飾った「オートクチュール」という名の黒のコレクションは、タキシードの原形である19世紀のスモーキングジャケットからの発想だそう。ベルベットのモチーフが大きく刺繍され、下着の正装というべきキリッとした風格が感じられました。
秋冬のシモーヌ・ペレールは「パリジャン スピリット」がテーマ  130年を超える歴史を持つスイス発祥のブランド、HANRO(ハンロ)の2017年秋冬コレクションも、先日見てきました。こちらのテーマは「タイム イズ ラグジュアリー」。アイスランドで撮影されたイメージビジュアルが、効率を重視しない、静かな時間の豊かさを伝えていました。比類ない着心地と洗練されたレース使いは、身体を喜ばせながら美しくみせる技。バカンスのお供に、これほどふさわしいブランドはないでしょう。
 先行きの見えない閉塞感のある時代にこそ、抜けのある色やリラックス感が欲しくなります。最近はメイクアップの分野でも、みずみずしい色やシアーな質感に人気が集まり、オイルインのリップやチーク、濡れまぶた、そしてベースメイクには、水分量の多いクッションファンデが欠かせません。肌の見せ方は、時代の心を映し出す鏡。今の空気をダイレクトに伝えるのは、女性の肌を巧みに彩るメイクアップやランジェリーなのだと思います。
秋冬のハンロは「タイム イズ ラグジュアリー」がテーマ
■Simone Pérèle(シモーヌ ペレール) http://www.wacoal.jp/import/perele/
■HANRO(ハンロ) http://www.wacoal.jp/import/hanro/