• 赤ちゃん肌着 ベビー研究所の商品
  • 赤ちゃん肌着 ワコール人間科学研究所の共同研究と3stepインナー
  • 赤ちゃん肌着 ハイスペックベビー肌着「ベビー研究所」の特長
  • 赤ちゃん肌着 レアマシンと職人の技
  • 赤ちゃん肌着 商品開発ストーリー
  • 赤ちゃん肌着 5人のイクメンモニターの声

商品開発ストーリー:2人の男性のこだわりから、2度生まれた「ベビー研究所」

01
綿100%神話への挑戦

ワコールがベビーウェアの開発に取り組んだのは1995年。最初に担当したのはファミリーウェア

営業部・商品企画課の藤田日義でした。「最近は少しずつ変わってきていますが、当時ベビー

ウェアは綿100%以外あり得ないという状況でした。ただ、婦人インナーの経験から、綿以外にも

すぐれた素材があることはわかっていましたし、縫製などの技術によって品質、機能、肌ざわりな

ど様々な点で綿100%を上回るベビーウェアは作れると確信していました」(藤田)

02
商品は好評だったが販売中止に

商品コンセプトは“赤ちゃんの呼吸や動きを妨げない肌着”。婦人インナーで実績のあった立体

成型を採用し、縫い目がなく伸縮性にすぐれた肌着を作ろうとしました。「しかし実際に作って

みると、これが難しい。赤ちゃんはおなかが突き出ているので、その部分を少しふくらませたいの

ですが、立体成型の編み機はすぐに位置がずれてしまう。布の断裁も普通は100枚単位ですが、

伸縮性を高めたために、まとめて切るとずれてしまう。編むのも切るのも1枚ずつになり、

ほとんど手づくりのようなものになりました」(藤田)。1997年秋に「ワコールベビー」の商品

名で発売を開始。品質最優先で作り上げたことからご好評をいただき、病院でも販売されました。

ところが2007年、作ってもらっていた工場で生産ができなくなりました。立体成型でベビーウェ

アを作れる編み機は他になく、やむなく販売中止となったのです。

03
販売再開を図るも、編み機がない

販売中止の後もたくさんのお客様から「なぜ作らないのか」「作ってほしい」という声をいただい

ていました。このご要望に応えたいと考えたのが、ファミリーウェア営業部・商品企画課マネー

ジャー(現職)の尼口賢でした。「販売中止から3年経ち、編み機も進化して、作れるのでは

ないかと思ったのです。編み機の会社に打診してみると何社かからできるという声をいただいた

ので、サンプルを作ってもらいましたが、サイズが大きくて赤ちゃんに合わない。どの会社にも

大人用インナーの編み機かソックスの編み機しかなく、ベビーウェアに合うサイズの編み機は

なかったんです。赤ちゃんにフィットするものでなければ作っても仕方ありません。再度編み機を

探すことにしました」(尼口)。まず、以前作っていた工場を訪ねましたが、機械は廃棄されて

いました。日本全国を探し、ついには中国まで出向きましたが、編み機は見つかりませんでした。

04
かつての編み機との再会

なかばあきらめていたところに、「あの会社なら機械があるかもしれない」という情報が入りまし

た。行ってみると、以前使っていたのと同じ機械がありました。「その会社の社長は編み機を集め

るのが好きな方。偶然同じ編み機を買い取って保存されていたんです。幸運なことに、かつて編み

機を動かしていた技術者もその会社に勤務されていました。すぐに製造をお願いしました」

(尼口)。ところが返答は「ノー」。ベビーウェアは大人用より生地を薄くしなければならず、

一定のサイズで作るのは容易ではないとのこと。技術者も職人気質の人で「自分が納得できる品質

のものしか作らない」と言います。「でも、ここまで来たら引き下がれなかったんです」

(尼口)。何度も通い、ようやくサンプルを作ってもらえることに。すると今度は編み機が上手く

動きません。技術者の方と編み機を調整し、使う糸を工夫し、何度も試作。求める品質のものが作

れるようになったのは5ヵ月後のことでした。そして2010年、かつての「ワコールベビー」の中

でも赤ちゃんの動きにこだわったシリーズを「ベビー研究所」として販売を再開することに決定。

「お客様の声に応えたい」という強い思いが希少な編み機との再会につながり、「ベビー研究所」

の復活を実現させました。


ページトップへ