マタニティインナーはなぜ必要 マタニティインナーはなぜ必要

マタニティインナーで産前は快適に、産後は美しく。

妊娠すると、バストやおなかが大きくなるといった体型の変化だけでなく、生理面や感覚面、またボディラインにも影響がでてきます。マタニティ期を快適に、そして美しく過ごすためには、時期に応じたマタニティインナーでここちよく、しっかりとサポートすることが大切です。
ワコールのマタニティインナーは、「ワコール人間科学研究所」のデータをもとにし、産前から産後までのからだの変化を研究してつくられています。産前は母体とベビーの快適な生活のために、変化の大きいバストやおなかを重みからやさしくサポート。産後は美しいボディラインをととのえるために、変化しやすい時期のバストをしっかり支えるとともに、骨盤を安定させ、ウエストや下腹部をシェイプすることがポイントです。
大切な時期だからこそ、慎重に計画的に。マタニティインナーを上手に活用しましょう。妊娠とわかった日から、まずはマタニティインナーに着替えることをおすすめします。

妊娠がわかった方へ まずはこちらをお読みください。

ワコール人間科学研究所

マタニティのからだを見つめる、ワコール人間科学研究所

ワコールが日本人女性のためのインナーウェアをつくり始めて、60余年。その開発のバックボーンとなってきたのが、「ワコール人間科学研究所」です。1964年の設立以来、延べ4万人以上もの日本人女性のからだデータを計測、分析し、その結果をものづくりに役立ててきました。『ワコール マタニティ』もまた、多くのマタニティ女性の体型や感覚、生理的な変化を継続的に調査し、研究して生まれたブランド。モニタリングを繰り返し、機能性やデザイン性、着用感にもこだわって開発しています。からだデータが教えてくれた、たくさんのこと。それが今、かたちとなって、マタニティライフをサポートしているのです。

 もっと知りたい! マタニティインナー

産前

マタニティブラと普段のブラジャーは、どう違うの?

バストの変化に合わせてサポートできるように、つくられています。

マタニティのバストは、単にサイズアップするだけではなく、かたちも変化していくため、マタニティブラはサイズとかた ち、その両方の変化に対応できるようにつくられています。一方、妊娠前の一般のブラジャーはバストを美しく補整するためのもの。しかも、産前の急激なバス トの変化に対応してつくられていないため、マタニティの時期に着用すると、変化したバストを押さえつけてしまう場合があります。マタニティのバストは、初 期の段階から乳腺が活動し始めるため、ふだんよりも敏感な状態。マタニティブラでやさしく支えることが大切なのです。まずは、からだを軽く動かして、ブラ ジャーの着用ポイントを確認してみましょう。ひとつでもあてはまったら、ブラジャーのサイズが合っていないか、バストのかたちなどが変化している可能性が あります。早めにマタニティブラに着替えましょう。

ブラジャーはどのタイミングでマタニティ用に変えたらいいの?

妊娠に気づかれたら、ブラジャーはマタニティ用に着替えるのがベストです。 妊娠に気づかれた時点でバストはすでに母乳を出す準備をはじめています。補整機能が組み込まれた一般女性用のブラから、着け心地ラクで、バストを締めつけず、下からやさしく支えてくれるマタニティ用に着替えましょう。 赤ちゃんが生まれるまでの、バストのサイズ゙変化にも対応しやすい設計です。

マタニティ用のガードルってあるの?

ふだんのガードルとは機能の異なる、マタニティ用のボトムがあります。

一般的なガードルは、シルエットを美しく見せるために、ウエストを引きしめておなかを押さえる機能を持っていますが、マタニティ用のボトムに求められるの は、おなかやウエストをしめつけずにやさしく支える機能。からだの変化を考慮して、ママが快適に過ごせるよう工夫されています。妊娠中の体型変化は、マタ ニティならではのもの。出産までにおなか周りは約18cmも変化しますが、ヒップ周りの変化は約5cmほどに過ぎず、単に大きなサイズのボトムではカバー できません。マタニティ専用につくられたショーツやボトムで、ウエストやおなかをしっかりとつつみこみ、冷えすぎなどにも気をつけたいですね。

妊婦帯ってどんな種類があるの?

妊婦帯には、祝帯として安産祈願などで使われるさらしをカラダに巻き付けるタイプ・腹巻きタイプ・はき込むパンツタイプ等があります。ライフスタイルやお好みに合わせて選びましょう。マミングサポートは その中のパンツタイプです。着用しても、かさばらず、しかもおなかを手でやさしく下から支えているような着用感なので、現代のファッションや活動的なマタニティの方には使いやすいタイプです。
夜やすまれる時も、腹巻きタイプを着けられると少しおなかがサポートされて、快適にお過ごしいただけます。

マタニティショーツにはきかえるメリットは?

妊娠に気づかれたら、ショーツはマタニティ用に着替えるのがベストです。
おなかは前に突き出るように大きくなっていきます。おなかは大きくなるけ れど、ヒップは大きくサイズ変化しません。そうすると、今までのショーツではウエストやおなかまわりが小さく感じます。サイズを大きくしてもおなかまわり はまだ小さく、ヒップまわりは逆に大きいので、はき心地が悪く、大切なおなかを包み込む事ができません。おなかを冷やさないことも大事な事なので、早めにショーツはマタニティ用に着がえましょう。

入院準備(出産・産褥期)

入院中に授乳用ブラジャーは使えないの?

入院中は寝ている時間が多いので、乳房の手入れやからだの回復を考え、柔らかい素材使いで、前開きの乳帯タイプのほうが使いやすいです。

産後骨盤ベルトってどんなもの?いつからいつまでつけるものなの?

「産後骨盤ベルト」は、出産直後からもとの状態に戻ろうとする骨盤をサポートするものです。出産後すぐから、産後1ヶ月頃がご使用の目安です。

乳帯タイプのブラジャーはいつまで着けてもいいの?

特に期限があるわけではありませんが、産後20日間程度は、からだを休めるということからも寝たり起きたりの生活です。その頃のバストは熱をもっ たりすることもありがちなので、ブラジャーは後ろに金具がなく、バストをつつむ素材も柔らかいものが使いやすいでしょう。でもバストの張りがおさまり、バ ストが少し柔らかくなってきたら、昼間は、産後用ブラでしっかり支え、夜はリラックスできる乳帯タイプと使い分けるのがおすすめです。

産後骨盤ベルトから産後ガードルに切り替えるタイミングは?

からだの回復が順調であれば、産後1カ月を目安に、悪露がおさまってからスタートし、体調にあわせてお使いください。ただし母体はとてもデリケートで個人差があります。着用・着用期間に関してはお医者様、助産師さんにご相談ください。

サイズはどれくらいの目安で揃えればいいの?また枚数は?

産褥用ブラジャーは、伸びがよいので出産前のサイズの許容よりお選び下さい。
ショーツやボトム(産後骨盤ベルト)は、妊娠前からの体重変化が9kg以内の方は妊娠前のサイズを、それ以上の方は1サイズ上げて選んで下さい。
枚数は、入院中にどれくらいお洗濯をしていただけるかによって変ってきます。 ブラジャーやショーツなど直接肌に着けるものは、基本は2~3枚。但し、入院中、お洗濯ができない方は入院日数分が必要です。

産後(産後1ヶ月頃~6ヶ月頃まで)

産後のボディラインが心配。ちゃんと元に戻るかしら?

プロポーションづくりのポイントは、早めのスタートと産後の3ヵ月間。

ほとんどの女性たちが、妊娠時には、初期からバストやおなかの微妙な変化を感じ取り、出産後も美しいボディラインを取り戻したいと、強く願っていま す。ところが残念なことに、意識の高さに反して、実際にシェイプアップを始める時期は遅く、大切なタイミングを逃している場合が多いのです。特に〈産後〉 は、からだが急激に元に戻る3ヵ月後までがシェイプアップのベストタイミングであるにも関わらず、6ヵ月を過ぎてから体型が戻っていないことに驚く、とい うのが現実のようです。出産後は慣れない育児に追われ、つい自分のことは後回しになってしまいがちですが、ママ自身が美しくあることも、とても大切なこ と。まずは、ベストタイミングである出産後の3ヵ月間をフルに生かし、計画的にシェイプアップして、さらに美しいボディラインを目指しましょう。

産後一番気になるのは、体型がちゃんと戻るかってことなのですが、
下着はどういう役割を果たすの?

産後のからだは、自然の力で元に戻ろうとしています。
その時、着用する下着はそれをサポートしてあげるのが役割です。バストは、母乳を赤ちゃんにあげるために大きく重くなり、授乳の前と後ではボリュームやハリにも差が出ます。この授乳期のブラジャーは、バストを締めつけず、しっかり下から支える役割があります。ガードルは骨盤の戻りをサポートしたり、たるみやすい下腹部を引き締めることで、メリハリのあるプロポーションにととのえる役割があります。

普通のガードルではダメですか?

産後用は腹部の脂肪やたるみをつつみこみ、ウエストを高く保ちます。
産後は腹部に余分なお肉がついているので、ウエスト丈が低いものではガードルの上にぽっこりと脂肪やたるみがはみだします。産後用ならはきこみが深いので、サイズダウンしにくい胃の上まですっきりカバーし、更に美しいボディラインにととえられます。

妊娠前の一般用ブラではどうしてダメなの?

妊娠前の一般用ブラでは授乳中などのバスト変化に対応できません。
産後のバストは形や容量が大きく変化するので、婦人用のブラではカバーしきれません。卒乳するまでは、変化した胸をしっかりサポートする産後用ブラを。バストをしめつけず、授乳もしやすくなっています。

産後インナーはいつ頃まで着ければいいの?

シェイプ用インナーの使用期間は意外に長いもの。
ボディラインをととのえるために、一般の下着としても長くお使いいただけます。
目的と役割を理解して正しいものを着用することが大切です。

産前/産後のボトムインナー選びのポイントは?

産前も産後も着け心地のよいものを選ぶことです。
産前は、からだのかたちやサイズが変りやすい期間だから、着用感がとてもラクなものを。でも、支えたい所はしっかり支えることができる下着を選ぶことがポイントです。
産後は、締めたいところはしっかり引き締められるけれど、着け心地は気持ちの良い下着を選ぶことが大切です。サイズはきちんと測り、からだに合ったサイズを選ぶことも重要なポイントです。早く戻したいからといって、小さいサイズを選ばれる方がいらっしゃいますが、腹部の脂肪やたるみをカバーしきれず段ができてしまったり、気分が悪くなったりしますので、注意しましょう。

お乳をあげるために大きくなったバストは、そげたりハリがなくなっちゃうの?

母乳を作るため乳腺等は発達し、個人差はありますが臨月までに2カップ以上、バストは大きくなります。大きくなったバストは徐々にボリュームダウンし、もとのバストにもどっていきます。バストのボリュームにかなりの変化がある授乳期やボリュームがダウンしがちな卒乳期は、バストはそげたり、ハリがなくなりやすくなります。
バストを美しくととのえるためにはバストを支えている部分(靭帯)も保護してあげることが大切です。産前からマタニティ用ブラジャーでしめつけず、産後はきちんとサイズの合ったブラジャーでこの時期のバストをしっかりと支えてあげましょう。

産後用ガードルはいつ頃から着用すればいいの?

ボディラインをととのえる産後用ガードルは、産後1ヶ月後頃からの体調が落ち着いたら着用して下さい。
出産後すぐに、ウエストや腹部をしめつけると、無理な圧迫により、内臓の位置が下がってしまいますので、まずは骨盤の戻りをサポートできるベルトなどで、骨盤を安定させてから産後用ガードルにはきかえましょう。

バストのサイズは張っているときに測るの?

ワコールの産後用ブラは、バストのこうした変化も考えて設計しています。張っている状態ではなく、授乳の後の状態のサイズでご購入ください。

産後シェイプアップのためには、どんなマタニティインナーが必要なの?

産後は、妊娠中についた脂肪やたるみがまだ残っているため、妊娠前の一般用ガードルでは腹部の余分なお肉をカバーしきれず、はみ出して段ができてしまいます。産後シェイプ用インナーは産後の体型に合わせてつくられているので、ウエストからおなかにかけての脂肪やたるみををすっぽりとつつみこみ、ウエストを高い位置にキープ。ゆるんでしまった骨盤を安定させる機能もあります。出産後、ママのからだには自然に元に戻ろうとする[産後の回復過程]が働くため、その時期に合わせて健康的な生活習慣※ を心がけシェイプアップしましょう。理想の体型を目指すために、ワコールの販売員にお気軽にご相談ください。

※健康的な生活習慣

  • ダイエットではなく健康できちんとした食事習慣を心がける。
  • 少しでも身体が重いと感じたら冷静に生活習慣をチェックし、適度な運動などを心がける。

などをおすすめしています。

※「シェイプアップ」「シェイプ」は、下着の補整効果によりボディラインをととのえることです。