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#医療従事者インタビュー

「妊娠・出産」と「乳がん・乳がん検診」の関係とは!?

2017.05.09

女性にとって気になる、妊娠・出産と乳がんの関係を、聖マリアンナ医科大学附属研究所 ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニックで、院長をなさっている福田 護(ふくだ・まもる)先生に伺ってきました。

\インタビューの前に乳がんについて語り合いました!/

そこで出てきた質問をもとに先生に
乳がんのことを教えていただきました。

座談会の様子はこちら→

40代ちーちゃん

妊娠中でも、乳がんの検査を受けることができるのですか?

福田先生

妊娠中は原則として超音波での検査になり、マンモグラフィを受けることはできません。

40代ちーちゃん

授乳中に乳がんのセルフチェックはできますか?
その間に乳がんになってしまう可能性はあるのでしょうか?

福田先生

授乳中にセルフチェックは乳腺がはっていて難しいので、妊娠中でも気になることがあれば、早めに超音波で検査をするのがおすすめです。
妊娠中でも乳がんになってしまう可能性はありますし、ホルモンの関係で成長が早いと考えられています。

進行した状態で見つかることも多いので、発見されてから病気がさらに進むケースが多いのです。
ステージが進むと、治る確率が低くなります。
妊娠・授乳期の2年間で進行してしまう可能性があるので、気になることがあったら妊娠・ 授乳期であっても検査を受けてください。

30代ナリちゃん

ホルモンが関係するなら、乳がんに罹るのにピルも関係があるのでしょうか?

福田先生

そうですね。
若いころに、高用量のピルを長期間服用するとリスクが高くなるといわれています。

30代ナリちゃん

乳がんになっているのを知らずに授乳し続けていたら、赤ちゃんに影響はありますか?

福田先生

授乳中におっぱいを赤ちゃんにあげても影響はないですよ。
もちろん、妊娠中でも、乳がんがお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはありません。

妊娠・授乳中でも治療は積極的に行うことができます。
例えば、妊娠中であっても、安定期になれば、抗がん剤(化学療法)を使っていくこともあります

30代ナリちゃん

妊娠が分かった時点で、検診に行っていなかった人はどうすれば良いでしょうか?

福田先生

もともと乳がんは、20代や30代前半の方は少ないです。
そのため、乳がん検診は必要ありません。
40歳に近い方や、40代の方は妊婦になったときに受ける検査とともに、乳がんチェックも考えてください。

福田 護 先生
昭和44年3月金沢大学医学部卒業、平成21年3月より、聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック院長を務める。日本における乳がんの権威として知られており、ピンクリボン活動の草分け的存在。

監修:認定NPO法人乳房健康研究会