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    生活環境のスペシャリストに聞く! 全6回睡眠スペシャルインタビュー①

第1回 快適な眠りのために

■ 快適な眠りのために、どんなものを身につけたらいいのでしょうか?

それにはいくつかの要素があるんだと思います。 季節、温度など室内条件、家の構造などでも違ってきます。
アメリカに行っている娘の家だと、(セントラルヒーティングで)どこの部屋もがんがん暖房がきいているので、彼女たちはものすごく薄着で過ごせるでしょう。でもごく普通の日本の家を想定して、まず寝るときに寝間着に着換えるというのは、そもそも人間の本質じゃないですよね。
寝間着の歴史という話を先にしてしまうと、何も着ていないときもあったし、下着のまま寝ていたこともあります。あるいは着のみ着のままそのへんで寝ていたこともあるでしょう。つまり眠りのために衣服をどうにかするというのは、わりと近い時代になってからのことです。

昔は電気もなく、暗くなればもう寝ていたので何時間も夜の時間がありました。何も考えなくても、夜になれば普通に寝ていたわけで、なぜこんなふうに「快適な眠り」というものにこだわるようになったのかといえば、眠れなくなっているからなんですよね。株の取引などもそうだけど、いまは24時間世界でカタカタとコンピュータが動き、誰かが仕事をしているような時代です。いつが昼で夜かわからず、暗くなったから寝るという生活はいまじゃ考えられない。夜もこうこうと明かりがつき、夜のほうが元気になるという人もいます。
むしろ「眠る」ということのほうが一大事で、次の日に備えて元気で働くためにはちゃんと寝ていないといけない・・・というふうになってきて、24時間周期で動いていた人間のカラダのリズムが壊れてしまっているということがひとつ。

とはいえ、一日を元気に仕事するために眠りがきちんとしていないと思う人の中に、いつでも寝てよい状況の人はいないんですよね。仕事をしてて何かしなきゃと思っている人が、「寝なくっちゃ~」と思っていて、でも「寝られない・・・」となっているわけでしょう。それが近代社会というのか、みんながいっせいに働くというシステムになってから、眠りというものが翌日のために大事になってきている。
だから、「快適な眠りが大切」ということをいうようにもなっているんだと思います。 その意味では、何を着ればいいのかということの前に、何で眠らなきゃいけないのかということがあって、それはその人の生活のリズムのなかで、「覚醒」と「休息」すなわち「睡眠」の役割がきっちりと果たされなきゃいけなというのがあるんだと思いますね。  そこで睡眠をきちんと回復に充てるためには、環境がすごく大事ということになってきて、いろんな刺激をシャットアウトすることが大事で、そうすればよく眠れるとうことになるんだと思います。たとえば光、音、臭い、そのほか五感を刺激するもの...その中には、肌触り、暖かさ、寒さ、皮膚の感覚もたぶん効いてくるでしょうね。
一番大きいのはたぶん光。

何を着ればいいかというのは、そうした条件の中でも比較的下の方に出てくるもので、一番先に出てくる要素というわけじゃないですよね。

それでもなおかつ、たとえば若い人だったら、いつでもどこでも寝られたりするのが、ある年齢以上になると寝にくくなって、「明日あれがあるから寝なきゃ!」という強迫観念がでてきたりする。そうすると音が少しあったほうがいいとか、少し明るいほうがいいとか、微妙なところでの差別化をしはじめるのね。
それとあとは空調。そして寝具を含むカラダを包むものの心地よさが、いろんな刺激をシャットアウトする条件として出てくるんです。

第2回 刺激で妨げられる快眠
第3回 究極の寝間着とは・・・
第4回 着替えが入眠へのスイッチ
第5回 快眠を実現する寝間着とは
第6回 文化の違いと寝間着の違い

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