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睡眠の法則

  • 毎日を充実させる睡眠の法則1

    ●睡眠の法則

    毎日を充実させる睡眠の法則1

はじめに

睡眠の質がよくなると、
おもしろいほどやる気がわき上がる!


朝から体調がさえない。
昼間うとうとしてしまう。
仕事の効率が上がらない。
がんばりたくても、がんばれない。
でも、今の生活は変えられないからあきらめてしまう。

そんなあなたに、ぜひ知っていただきたい科学的な法則があります。
毎日必ず行う、最も身近な作業である睡眠。
この生理的な現象を最大限に活用する。
これこそが、一番手軽で、しかも効果的にやる気を引き出す法則なのです。

では、質の良い睡眠をとるにはどうしたら良いのでしょうか?
その方法をこれからご紹介します。


眠っていないのにベッドにいる時間はつくってはダメ

なぜちゃんと眠っているのに朝からだるいの?


ちゃんと眠っているはずなのに
朝からだるい。いまいち冴えない。昼間に眠い。

その原因は、脳のクセが関係しているかもしれません。

脳は、場所とそこでした行為をセットで覚えるクセがあります。
例えば、ベッドの上でスマホを使うと、
脳は、「ベッドは画像を見る場所だ」と覚える。
すると、次にベッドに行こうとするときには
できるだけ画像を見やすいように、
脳はあらかじめ準備をして臨んでしまいます。

睡眠に関係ない脳の部位を働かせてしまうと、
睡眠の質が悪くなってしまいます。

ですから、ベッドの上で本を読んだりスマホを見ることを極力避けて、
「ベッド=睡眠の場所」と脳に覚え込ませることが大切です。

ベッドの上だけはスマホを見ない


そうは言っても、ベッドに横になって読書しながら眠くなるのを待つ習慣や
就寝前にSNSをする習慣はなかなか変えられないものです。

習慣が変えられないのも
脳のクセによるものなので、
ムリに変えなくても大丈夫。
その代わりに、場所だけ変えてみましょう。

ベッドから少しでいいので離れて
そこで読書をして、
眠くなってきたら本を置いてベッドに入る。
これができれば大丈夫です。

刺激統制
スマホやラジオ、テレビや音楽など、
眠る以外のことはベッドの外で行いましょう。

とにかく、ベッドの縁のラインを
「これが眠りのスタートラインだ」と脳に教えてあげれば、
脳はベッドに入るだけで
すみやかに睡眠をスタートすることができます。

休むことと眠ることは脳にとっては別


休日など、体がだるいときなどは、
眠るわけではないけどベッドに横になることがあるかもしれません。

眠っていなければ何か考え事をします。
すると脳は、「ベッド=考え事の場所」と覚えてしまいます。
これは、眠る前に考え事をする原因をつくってしまうことになるので、
眠らないならばベッドに入るのを避けましょう。

脳にとって、「休む」ことと「眠る」ことは、まったく別です。
横になって休みたいときは
ソファなどベッド以外の場所にしてみましょう。

脳は睡眠中にもかなり忙しく働いています。
脳が睡眠という作業に集中できるように、
「ベッド=睡眠」と覚え込ませて
しっかりサポートしてあげましょう。


菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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