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名作から学ぶ「美」の極意
自分だけの魅力を見つける方法、幸せな人生の歩み方……
あなたをもっと輝かせるための秘密は、名作の中に隠されています。
さあ、古今東西の映画や小説の世界へ、美の極意を探しに行きましょう。
vol.46

その装いに“ワクワク”はあるか

──安野モヨコ 作 『ジェリービーンズ』

 

「今あなたが身につけているものの中で、
 一番あなたをワクワクさせるものは
 何ですか?」

もしそう聞かれたら、
あなたは何と答えるだろう。

それを見ると嬉しくなるような、
心がちょっと華やぐような、
そんな“ワクワク”を
今日のあなたに与えてくれるのは、
どんなものなのだろうか。

花びらの刺繍が美しいスリップ?
鮮やかな色合いのスカート?
それとも繊細なヒールのサンダルだろうか。

もちろん、
「今日は特にワクワクするようなものを
 身につけてない」という人も
いるだろう。

「そういうアイテムは、
 特別な日のために
 とっておく」という
主義の人も多いのだから。

確かに“とっておきのアイテム”は
特別な日の気分をこの上なく
盛り上げてくれる。

せっかくの初デートに、
普段と同じワンピースでは
心が弾まない、というのは
よくわかる。

だが、それでもあえて
言いたい。

女性は、毎日何か一つだけ
“ワクワクするもの”を
身につけるべきだと。

別に毎日特別なおしゃれを
するべきだというのではない。

いつもと同じネイルでも、
定番のブラでも、何でもいいのだ。

「この色が好き」
「これをつけると、ちょっと
 自分がキレイに見える」

そう感じるものを身につけることは、
あなたの「今日」を確実に
少しだけ明るくする。

「まさか!」と思う人は、
ぜひ安野モヨコの
『ジェリービーンズ』という
作品を読んで欲しい。

物語の主人公は、田舎に住む
おしゃれが大好きな女子中学生、マメ。

近所にはお店もなく、
服を買うお金もあまりないが、
手持ちの服をアレンジしたり、
手作りしたりして
精いっぱいおしゃれを楽しんでいる。

頬を赤く染めて
「これを着て歩くことを考えると
 ワクワクする……」と興奮する
マメの姿を見ているうちに、
きっと思い出すはずだ。

子どもの頃、
お気に入りの髪留めをつけただけで
誇らしいような気持ちになったこと。

新しいスカートを買ってもらうと、
学校に行くのが待ち遠しかったこと。

そう、“ワクワク”は、
平凡な日常を塗り替えるほどの
パワーを持っているのだ。

流行のものでなくても、
高価なものでなくてもいい。

人から見たら価値がなくても、
あなたの心をワクワクさせるもの。

それをたった一つ身につけるだけで、
毎日は輝きだすのである。

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