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滋賀県立大学 第21回湖風祭 横田ゼミ(仮)×株式会社ワコール コラボ企画

滋賀県立大学 第21回湖風祭 横田ゼミ(仮)× 株式会社ワコール コラボ企画

ワコールの目標は「世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する」こと。日々の活動の中で、ワコールの伝え続けていきたい下着文化と、若い女性とのコミュニケーションの接点を常に探っています。

今回は、広報宣伝部の啓発ワーキンググループメンバーが中心となり、滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科横田准教授の授業を履修している「ワコールとのコラボ企画運営メンバー」有志3名と共に実施いたしました。ゼミ生とゼミ履修予定生の参加のため、タイトルが横田ゼミ(仮)となっています。
運営メンバーに「下着の役割・重要性・機能」への理解を深めてもらい、本人達の実感と共に「同世代への下着文化の伝達の一役を担ってもらう」という目的でスタートした試みです。
8月のワコールでの会社見学・ワークショップ・アイデアブレストに始まり、カラダにぴったり合ったリボンブラ着用、採寸実習と下着調査を行い、2015年11月14日・15日の滋賀県立大学第21回湖風祭(学園祭)にて「横田ゼミ(仮)×ワコール」のコラボ企画発表が実現しました。

REPORT

2015.08.31

ワコール本社にて半日のワークショップ

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上:ワコールミュージアムとワコール人間科学研究所の見学
下:ワークショップ・アンケート項目検討

大学にて横田准教授「服飾文化論」を履修しているメンバー。ミュージアムや研究所の見学には興味津々の様子でした。
後半は下着に関するワークショップを実施。下着に関して興味のあるポイントや調べてみたい事など、意見を出し合い、学園祭までに取得するアンケート内容を企画しました。
また、本社内でリボンブラを実際に試着し、後日お届けするためサイズを確認。採寸実習ではさすがに服飾を勉強する学生さんらしく、手早く実施でき、修得されていました。

この後湖風祭までに、リボンブラを実際に着用してからだに会うブラを体感、アンケートの実施と分析、ポスターの作成、採寸復習会&湖風祭に向けたミーティングを行いました。3名と少ない人数でしたが連絡を取り合い、ミーティングを重ね、頑張っていただきました!

2015.11.14~15

湖風祭でのコラボ企画実施(展示・採寸&セミナー実施)

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メンバー自身の経験から、企画タイトルはその名もずばり「ダメブラ卒業!」。来場者には積極的にお声をかけ、採寸をお勧めしました。
結果として、2日間の来場者はのべ70名、うち採寸実施は39名、セミナー受講者は16名でした。 また来場者に「よかった・まあまあ・いまいち」のアンケートを取ったところ、全員が「よかった」と回答され、たいへん満足していただいたようです。

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■参加メンバーの感想(抜粋)
Y.Eさん
私自身、学校で行われた下着セミナーで採寸して頂いた際、今まで着けていたブラのサイズが間違ったものであったと知りました。初めて着けた自分のからだにぴったりのブラは、想像以上に快適で、気も引き締まりました。
快適さを感じると同時に、今まで自分がいかに自分の下着に、自分のからだに無関心であったかを思い知らされました。自分に合った下着を着けるだけで、身も心も引き締まることを実感した私たちは、自分たち以外の人にも、この感覚を味わってほしい!と思うようになりました。
下着は、自分のからだの一番近くに着けるものです。衣服よりもさらに、サイズ感が重視されるべきものであるはずです。しかし、どんなにオシャレで、身だしなみに気を配っている人でも、何故か下着には無頓着な場合が多いです。今回の私たちの企画が、みなさんが下着やからだについて正しい知識を得て、改めてじっくり考える機会になれば、嬉しいです。

●N.Mさん 今回、女性の71%が自分のバストサイズを勘違いしているというデータ(※2008年 御社調べ)に衝撃を受け、また自分もサイズを間違っていた経験から、「少しでも自分のサイズを勘違いしている人が減ればいい」「バストサイズを測ることの重要性、正しいブラジャーを付けることの重要性を知ってもらいたい」という思いを胸にこの企画を発進させました。
採寸の実施当日は、来場者の半数以上に採寸を受けていただくことができ、さらにその半数ほどの方がバストサイズを勘違いしていることが分かりました。サイズアップした方も多く、大喜びで帰って行かれる時が最もやりがいを感じた瞬間でした。
今回の企画を通して得た経験をもとに、今後も生活デザイン学科服飾専攻の学生として何らかの形でバストサイズの採寸の重要性や正しいブラジャーを付けることの重要性を身の回りに広めてゆきたいです。そして女性の美しさを育む手助けに繋がればと思います。

●Z.Nさん 自分たちでテーマを決めて調査を行い、パネルやポスターを制作し、宣伝方法を考えるのは初めてで、反省点がたくさんありますが、ワコールの方や先生方に多大なご支援・ご指導をいただき、無事企画を行う事が出来ました。改めて、学生だからこそこのような機会が得られたと思い、感謝しております。
慣れない事ばかりで大変でしたが、学園祭当日に来場者の方々とお話ししたり、喜んでくださる姿を見て、取り組んで良かったと思いました。
同時に、私たち自身がバストの採寸をした時にサイズが違った時の驚きや、ぴったり合ったブラジャーを着けた時の感動を知っていても、それを人に伝えることは難しいのだと痛感しました。今回の反省を活かし、今後、もっと上手く自分の想いを人に伝えられる方法を考えて行きたいです。
私自身、大学生活で最後の学園祭にこのような形で参加できとても楽しかったです。
今後、社会に出た時に、人とのコミュニケーションや企画の運営、スケジューリングなどさらに学んで行きたいです。

■この企画に携わったワコールメンバーより
8月末のキックオフ以降、ほとんど任せっきりで、勉強や卒論などお忙しい合間を縫ってのアンケートまとめで、たいへんだったと思います。来場者数は思ったほどではありませんでしたが、来場者には採寸や試着して選ぶことの大切さは充分に伝わったと思います。
運営メンバーの学生さんは、伝える大切さや難しさ、伝わった時の喜びなど、気づきも多く、ひとまわり大きく成長されたように感じました。
今回の企画運営が、今後社会に出られた時に何かのヒントになっていれば私たちも嬉しく思います。