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2017.07.05

京のえぇもん おすそわけ vol.1 ~第一回 笹岡隆甫さんに学ぶ、お花の世界~

華道 未生流笹岡の家元である笹岡隆甫さん、コーディネイター中川典子さんとの対談をお楽しみいただいた後は、オリジナル京菓子付きの茶話会を開催。間近で笹岡さんのお話が聞け、素顔を垣間見ることができるのも、本講座ならでは!夏の京都で、ゆったりとした週末の午後を過ごしてみませんか?

■会場(場所):ワコールスタディホール京都
京都市南区西九条北ノ内町6 ワコール新京都ビル1、2階
http://www.wacoal.jp/studyhall/

■アクセス:京都駅八条口より徒歩7分

■日時:2017年7月8日(土)13:30~15:30 
※受付時間13:00
※受講日当日は10:00からワコールスタディホール京都をご利用いただけます。

■料金:8,640円(税込、茶話会つき)

■定員:40名

■お申し込みサイトhttp://www.wacoal.jp/studyhall/school/event/article71467

季節と暮らし、文化をはぐくんできた京都。
先人たちは細やかな目で自然の移り変わりを捉え、感性をみがいてきた。
そんな京都の感性に根差す「京のえぇもん」を、
幼少から肌で知る「ほんまもん」の講師陣から、
京都でしか見えないもの、残せないもの、語れないもの...を
「おすそわけ」してもらおうという講座です。

講座を毎回コーディネートしてくださるのは、(株)千本銘木商会の中川典子さん。
京都の「えぇもん」に精通されている中川さんに季節ごとにピッタリのゲストをお呼びいただき、対談してもらいます。

第一回となる今回のゲストは、華道 未生流笹岡の家元、笹岡隆甫さん。
いけばなの観点からの私たちの美的生活への気づきや、間近に迫った祇園祭の「花」の面からの楽しみ方など伝統や技、観念だけではなく、花を通した日常でも美が感じられたり、取り入れられたりするようになる、京都初心者から華道ファンまで、幅広くお楽しみいただける内容です。

コーディネーターとゲストとの対談の後には、そのお二方を交えた茶話会も予定。講師陣との距離の近さも、オススメポイントの一つです。

※「京のえぇもん おすそわけ vol.1」講座は全3回実施予定。連続3回でもお申し込みいただけます。
〇2017年7月8日(土)13:30~15:30 第一回 笹岡隆甫さんに学ぶ、お花の世界
http://www.wacoal.jp/studyhall/school/event/article71467
〇2017年9月9日(土)13:30~15:30 第二回 佐々木晃さんに学ぶ、お酒の世界
http://www.wacoal.jp/studyhall/school/event/article71469
〇2017年10月14日(土)13:30~15:30 第三回 小川勝章さんに学ぶ、お庭の世界
http://www.wacoal.jp/studyhall/school/event/article71490

■講師:笹岡隆甫(華道「未生流笹岡」家元)

京都ノートルダム女子大学客員教授。大正大学客員教授。京都市教育委員会委員。

1974年京都生まれ。3歳より祖父である二代家元笹岡勲甫の指導を受ける。1985年祇園祭長刀鉾稚児。1997年京都大学工学部建築学科卒業。1999年京都大学大学院修士課程修了。2000年京都大学大学院博士後期課程を中退し、華道に専念。2011年三代家元を継承。舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求し、京都府-ジョクジャカルタ特別区 友好提携25周年記念式典、日本-スイス 国交樹立150周年記念式典、京都市-フィレンツェ市 姉妹都市提携50周年記念式典など、海外での公式行事でも、いけばなパフォーマンスを披露。能、歌舞伎、日本舞踊、オペラ、プロジェクションマッピングなど異分野とのコラボレーションにも積極的に取り組み、伝統文化の新たな境地を開拓している。2016年5月には、志摩観光ホテルで開催された「G7伊勢志摩サミット」において、会議室・待合・ロビー等の装花を担当、"伊勢「花」名所図会"と名付けた10作品を各国首脳に披露した。同年10月には、東京五輪に向けた文化プログラムのキックオフとして開催された「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」にも関わり、京都では、ロームシアター京都でのオープニングアクトの映像作品に参画。東京では、初日のアフターパーティーにあたる六本木ヒルズ52Fでの「Culture Vision Tokyo」において、teamLab、名和晃平氏、蜷川実花氏、ライゾマティクスといったトップクリエイターと共に、空間演出を担当した。

『SMAP×SMAP』(フジテレビ)、『スペシャルライブ 京都・五山送り火』(NHK BSプレミアム)など、TV番組のスタジオ飾花、カルティエ宝飾デザイン展(京都・醍醐寺)、LEXUSオープニング記念イベント(京都・常照寺)などのイベント飾花を手掛ける。また自らも、『課外授業ようこそ先輩』(NHK)や『趣味Do楽』(NHK)に講師として出演し、『平成教育委員会』(フジテレビ)では最優秀生徒賞に輝く。シティリビング(大阪・神戸版)(月1回、2002年10月~2003年9月)、京都新聞(週1回、2003年9月~2005年8月)、PHPスペシャル(月1回、2009年2月~2010年12月)、家庭画報(月1回、2014年1月号~12月号)では連載を担当。建築や庭園との共通点を挙げながら、いけばなのデザイン論およびその背景にある哲学を、分かりやすい言葉で解説する。

2009年、池坊専好(池坊次期家元)、千宗員(表千家若宗匠)、千宗屋(武者小路千家家元後嗣)、藪内紹智(藪内流家元)各氏ら、伝統の若き継承者たちと「DO YOU KYOTO? ネットワーク」を立ち上げ、環境破壊防止を呼びかけている。2013年、ベスト・プラウド・ファーザー賞 in 関西(学術・文化部門)受賞。

著書に『美的生活のヒント』(2007年、マガジンハウス)、『百花の教え』(2010年、ぶんか社)、『いけばな』(2011年、新潮新書)。

■コーディネーター:中川典子

銘木師、(株)千本銘木商会 常務取締役、IWA 木材アドバイザー

京都市生まれ。木屋町三条で、高瀬川の運搬を利用した、江戸時代から続く材木商、「酢屋」に生まれる。

酢屋は幕末に坂本龍馬を匿った材木商で、創業296年の老舗。
現在は、(株)千本銘木商会が家業を継承。
女性では珍しい岐阜、奈良県吉野での修行を経て、文化財建築材納入、京の町家再生、床の間づくり、新しいモダン木の空間、家具・建具製作に従事。床の間製作の銘木加工技術の特長を生かし、木のコーディネートがマンション、店舗や学校などに現在、活用され始めている。
日本建築、和室、床の間や京に息づく木の道具など、知られていない木の由来、適材適所、木のある暮らしの豊かさを伝え、森と街をつなぐため、京都新聞にて、平成十五年から始まった「木林学ことはじめ」、続編平成十九年「木林学のススメ」の連載を約3年担当する。

NPO法人京町家・風の会理事、京都木材青年経営者協議会会員・日本銘木青年連合会会員。
2017年林野庁・特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会における、木育推進委員。
2009年より、京都の若手文化継承者たちで結成した「DO YOU KYOTO?ネットワーク」大使(環境大使)を務める。
2009~2012年NHK京都文化センター現地講座「木林学のススメ」
2011~2012年「茶道雑誌」(河原書店:発行)にて「木に生きる~現代の銘木師を目指す~」連載。
2012年~「月刊京都」にて「三人寄れば京都のひみつ」(佐々木晃、小川勝章と共著)連載中。
2013年~愛知建築士会(1万部)「愛知の建築」にて「木が教えてくれること」連載。
2013年「数寄屋大工展」(竹中大工道具館:主催)、のちに2014年ハーバード大学(マサチューセッツ洲)巡回展示にも参加。
2014年~日本建築士会(8万部)「建築士」にて「京の木づかい文化」連載。
ブログ 「超・木林学のススメ」

≪講座に関するお問い合わせ≫
ワコールスタディホール京都 京都市南区西九条北ノ内町6  075-556-0236
お問い合わせ受付時間:9:30-17:00 火曜~金曜(年末年始・祝日をのぞく)
※お電話やメールでの利用申し込みは受け付けておりませんので、ご了承ください。