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2022.09.05

「山崎美弥子展 “KOKI’O KEA”」開催のお知らせ

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ハワイ・モロカイ島在住の画家・山崎美弥子による展覧会
自身初となる京都にて「山崎美弥子展 “KOKI’O KEA”」を9/9より開催
〜京町家を舞台にした、宿泊者限定の特別体験も提供〜



ワコールスタディホール京都は、ハワイ・モロカイ島在住のアーティスト山崎美弥子による展覧会「KOKI'O KEA 」を2022年9月9日(金)~9月25日(日)まで開催いたします。
作家にとって、初の京都での個展となります。併せて、㈱ワコールが運営する京町家を改装した宿泊施設「京の温所」にて、山崎美弥子の世界観を絵画と共に表現した、宿泊者限定の特別なプログラムを提供いたします。

山崎美弥子が手がける作品の永遠のテーマである「1000年後の未来の風景」。作家が幼少期に見たという"ひとりとて取り残されることなく、誰もが無条件に受容される、抑えても溢れ出して止まらない涙のようにあたたかい場所(ところ)"を描き続け、観る人すべてを優しく包み込むような世界観を描き続けています。

本展では、昨年東京で開催した「山崎美弥子展 "Night Rainbow"」をコロナウィルス感染症の感染拡大の影響でご覧いただけなかった方々のために、"Night Rainbow"のテーマを軸に組み立て、昨年展示した作品の一部や、近年では最大となるサイズの作品を展示いたします。 また、本展では株式会社ワコールが京都の街並みと伝統文化を残すことを目指し、京町家のリノベーションを手掛ける「京の温所」プロジェクトに感銘を受けた作家が、そのオマージュとして、ハワイ・モロカイ島に咲く純白のハイビスカス"KOKI'O KEA"を題材にしたアーカイブ作品を展示いたします。本作品は、2軒の「京の温所」を舞台に披露予定です。



山崎美弥子展 "KOKI'O KEA"

会 期:2022年9月9日(金)〜9月25日(日)月曜~金曜 10:00〜20:00 土曜・日曜・祝日 10:00~17:30 ※初日(9/9)のみ10:00〜17:00<会期中無休、全17日間>
会 場 :
・ワコールスタディホール京都 ギャラリー
京都府京都市南区西九条北ノ内町6 ワコール新京都ビル 1階 アクセス 
・京の温所 御幸町夷川 ※宿泊のお客様限定でご覧いただけます
京都市中京区御幸町通夷川上る松本町574
・京の温所 麩屋町二条 ※宿泊のお客様限定でご覧いただけます
京都府京都市中京区麩屋町二条上る布袋屋町502
内 容:山崎美弥子の絵画作品 約100点の展示および販売、グッズの販売
入場料:無料
主催:株式会社ワコール
協力:株式会社トゥッティフルッティ


【初日(9/9)の開催について】
・初日のみ作家在廊予定です。
・イベント(オープニングレセプション)開催準備のため、通常展示は17時までとなります。

【オープニングレセプションについて】
日 時 2022年9月9日(金)18:00-20:00
会 場 ワコールスタディホール京都
入場時間:18:00~ (招待状をお持ちの方) 18:15~ (一般のお客様)
・招待状をお持ちの方より優先的にご入場いただきます。混雑が予想される場合は、入場制限を行うことがございます。 (ご入場いただけない場合もございますこと、ご了承ください)

【作品の販売について】
・展示会場でのお申し込みによる抽選での販売となります。※お電話でのお申し込みは承っておりません。抽選お申し込み方法の詳細は会場にてご案内いたします。
・同一作品の購入お申し込みが複数ありました場合は会期終了後に抽選のうえ、当選結果をご連絡いたします。
・申込状況に関するお問い合わせや発表前の当選結果等につきましてのご質問はお受けいたしかねます。あらかじめご了承ください。


本展に関するお問い合わせ・・・ワコールスタディホール京都
「京の温所」についての詳細・宿泊お申し込み・・・「京の温所」



■作家・山崎美弥子からのメッセージ

今日という日は未来の一番初めの日。祝福の日。美しきこの古都で、四角いカンバスという窓枠の向こうに横わたる1000年後の未来の風景にかさねて。......そう、未来は記憶の中にある。

あまたの空たちは、わたしたちの存在の本質が、常に無限なる広がりへの可能性を秘めていることに気づかせる、未だ柔らかい「蕾」。そして同時に描かれた、果てしない海たちは、切ないほどに愛しい故郷、この惑星のいとなみ、古(いにしえ)より、一度たりとて止むことなく繰り返されてきた、潮の満ち引き、終わり無き、脈々とした生の連なりを、わたしたちに感じさせてくれる無音の「歌」。...寄せては返し、寄せては返し、まるで今、あなたの耳たぶに触れて、あたかもリアルにそのメロディが聴こえて来るかのように。
その歌を聴くのはコキオケア(純白のハイビスカス)。その蕾は優雅に膨らみ。真夜中に、人知れず、ほころび咲く時のような神聖さに満ちて。

山崎美弥子 2022


■ハワイ・モロカイ島で咲く、希少な花「KOKI'O KEA」
ハワイ州を象徴する花、ハイビスカス。ハワイの伝統文化や物語にもたびたび登場する花で、滋養回復にも効果があるとされ、現地では古くから人々に愛されてきました。
ハイビスカスのなかでも、真っ白な花を咲かせる「KOKI'O KEA(コキオ・ケア)」は、ハワイ語でハイビスカスを指す「コキオ(koki'o)」と白を意味する「ケア(kea)」が合わさり、その神秘的な純白を表します。ハワイ州の広い範囲で咲くKOKI'O KEAですが、モロカイ島のKOKI'O KEAはきわめて数が少なく希少とされ、山崎美弥子にとっても特別な想いのある花です。


■株式会社ワコールが実施する地域文化貢献の取り組みとは
本展の開催地の一つ「ワコールスタディホール京都」は、2016年にワコール創業の地、京都にてオープンしました。"身体の美、感性の美、社会の美"がテーマの同施設では、多角的に美を学ぶスクールと約5000冊の書籍を閲覧できるライブラリー・コワーキングスペース、ギャラリーを備えており、同施設を通じて、地元で文化的コンテンツを提供するとともにコミュニティ作りにも力を注いでいます。また、2018年からワコールの社会課題解決型事業として京町家の保全と京都の歴史・文化・伝統の浸透を目的に、町家の宿泊事業を行っています。 本展の舞台となる「京の温所 御幸町夷川」と「京の温所 麩屋町二条」は、宿泊者のみがご覧いただけるスペースとなり、ゆったりとした時間を過ごしながら陽の光に溶け込む山崎美弥子の作品と世界観をご堪能いただける特別な機会になります。


山崎美弥子(YAMAZAKI MIYAKO)
アーティスト。1969年 東京生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。東京を拠点として国内外で作品を発表する。一転し、2004年から太平洋で船上生活を始め、現在は人口わずか7000人のハワイの離島モロカイで、心理学者の夫と2人の娘と暮らしながら、1000年後の未来の風景をカンバスに描き続けている。


出版物
「モロカイ島の贈り物」(産業編集センター)、「Heavenly Bright」(ニュースベース)、「Love Speaks」(光琳社)、最新刊に「モロカイ島の日々」(リトルモア)、「ゴールドはパープルを愛してる」(赤々舎)など

主な個展・グループ展・活動
1999年「Love Speaks」P-HOUSE(恵比寿)、「Love'n pieces」ワタリウム美術館/オンサンデーズ(青山)
2001年「海と空の結婚パーティー」HIROMI YOSHII(横浜)
2002年「LAND」ゼロ・ワン・プロジェクツ(ロサンゼルス) 2003年「GIRL! GIRL! GIRL!」 東京オペラシティアートギャラリー(初台)
2004年「Cafe In Mito 2004」水戸芸術館(水戸)
2013年「RETROSPECTIVE」モロカイアートセンター(ハワイ)
2017年「山崎美弥子展」SISON GALLERY(代官山)
2019年「Special Days」丸山邸 /KEITA MARUYAMA(青山)
2020年「ゴールドはパープルを愛してる - 千年後の未来の風景 -」/伊勢丹メンズ館(新宿)
2021年「山崎美弥子展 "Night Rainbow" 」開催/東京・青山 スパイラルガーデン


※開催内容は急遽変更の可能性があります。最新情報はワコールスタディホール京都のWEBサイトを確認ください。