"女性の「からだ」と「こころ」を科学する"乳房文化研究会の20年以上にわたる講演活動の中から自然科学分野の論考をまとめた書籍『乳房の科学~女性のからだとこころの問題に向きあう~』が6月20日に朝倉書店より出版されました。
この書籍の出版を記念して2017年6月24日に研究会を開催いたしました。
第1部
講演会 13:30~17:50
出版記念講演会では、乳房文化研究会の歩み、記念講演2題と「乳房と動きの美しさ」をテーマにしたパフォーマンス(ポールダンス)が演じられ、その後、演者との対談・質疑応答もあり、すべてに"内容の濃い"会となりました。
■ 基調講演
「乳房文化研究会の歩み」
乳房文化研究会会長 田代眞一
四半世紀前の会発足となるエピソードや研究会が「乳房」をテーマに、特定の考え方でしばられるのでなく、皆が自由に議論できる場とし、今後もそのような会としていきたいとの話がありました。
■ 記念講演1
「乳房の内と外をやさしく科学で読み解く」
佛教大学保健医療技術学部教授 河田光博
「『解剖学』って 難しく、おもしろくないんだろうか?」 ということに少しチャレンジされたお話となり、
音楽、絵画、種々の引用で、乳房の複雑な構造と
その意味をわかりやすく解説されました。
■ 特別パフォーマンス
「乳房と動きの美しさ」
ポールダンス : SPINNING JAPAN
セクシーで迫力せまるパフォーマンス風景は「こちら」
■ 記念講演2
「乳房(おっぱい)にこころはあるか
~『乳房の文化論』 『乳房の科学』の出版と今後の展望」
立教大学 名誉教授 北山晴一
乳房について語る、研究するということは、乳房だけでなく社会や文化、私たちのクオリティ・オブ・ライフにかかわることについて、私たちが目を向けること。
乳房だけでなく、身体そのものの研究には、女性のみならず、老若男女問わず、私たちがいかに生きるかについて考えさせてくれる、とても大切なヒントがたくさんあると話されました。
第2部
出版記念パーティ 18:00~20:30
『乳房の科学』の詳細は 朝倉書店HPにて