2009年12月8日(火)・ 2010年2月17日(水)・2010年3月17日(水)、ワコール本社ビル会議室にて『乳房文化研究会 イブニングセミナー』を開催いたしました。 『乳房の解剖学講座』をテーマに京都府立医科大学の河田光博先生にお話しいただきました。
また、ゲスト講師として 李哲柱 先生(京都第一赤十字病院 乳腺外科部長)
鈴木淳子先生 (アーティスト 女子美術大学講師 メディア論)もお招きし、活発な議論が展開されました。
◆第1回 2009年12月8日(火)
―乳房の機能と構造―
河田光博先生(京都府立医科大学 大学院 解剖学・生体構造科学教授) 乳房の構造を、乳腺のしくみ・ミルクライン・クーパー靭帯・脂肪細胞など、構成組織についてカラーの図版を使って、一つ一つ詳しくお話しいただきました。また、ホルモン分泌と乳房の関係にも触れていただきました。
講座の後の質問コーナーでも、クーパー靭帯が実際はどんな構造になっているのか、バストの加齢について、バストの揺れと下垂についての関係など数多くの活発な質問が出されました。
参加者の皆さんの乳房に対する関心の高さがうかがえました。受講後のアンケート結果は約80%以上の方に「満足した」と大変好評でした。さらに、もっと詳しくバストの形の決定要因を知りたい、加齢や下垂との関係が知りたい、周りにある血管やリンパはどうなっているのか知りたいなど、さまざまな"乳房についての知りたいこと"が寄せられています。