「妊娠・出産」と「乳がん・乳がん検診」の関係とは！？

妊娠中でも、乳がんの検査を受けることができるのですか?

妊娠中は原則として超音波での検査になり、マンモグラフィを受けることはできません。

授乳中に乳がんのセルフチェックはできますか?
その間に乳がんになってしまう可能性はあるのでしょうか?

授乳中にセルフチェックは乳腺がはっていて難しいので、妊娠中でも気になることがあれば、早めに超音波で検査をするのがおすすめです。
妊娠中でも乳がんになってしまう可能性はありますし、ホルモンの関係で成長が早いと考えられています。
進行した状態で見つかることも多いので、発見されてから病気がさらに進むケースが多いのです。
ステージが進むと、治る確率が低くなります。
妊娠・授乳期の2年間で進行してしまう可能性があるので、気になることがあったら妊娠・ 授乳期であっても検査を受けてください。

ホルモンが関係するなら、乳がんに罹るのにピルも関係があるのでしょうか?

そうですね。
若いころに、高用量のピルを長期間服用するとリスクが高くなるといわれています。

乳がんになっているのを知らずに授乳し続けていたら、赤ちゃんに影響はありますか？

授乳中におっぱいを赤ちゃんにあげても影響はないですよ。
もちろん、妊娠中でも、乳がんがお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはありません。
妊娠・授乳中でも治療は積極的に行うことができます。
例えば、妊娠中であっても、安定期になれば、抗がん剤(化学療法)を使っていくこともあります

妊娠が分かった時点で、検診に行っていなかった人はどうすれば良いでしょうか?

もともと乳がんは、20代や30代前半の方は少ないです。
そのため、乳がん検診は必要ありません。
40歳に近い方や、40代の方は妊婦になったときに受ける検査とともに、乳がんチェックも考えてください。