約4000人に聞きました!
乳がん検診のことどう思っている?
2017.09.28

10代後半から60代までの幅広い年代の女性、4026人に乳がん検診についてアンケートをとりました。同じ年代のみんなはどう感じている?きっと、不安に思っていることや共感できることがあるはず。アンケート結果に対する、乳がん検診のアドバイスもチェックしてみて!


アンケート調査!
※ワコール調べ(2016年11月に実施した「MyWacoal会員向けWEBアンケート」から抜粋(対象:10代~60代の女性4026名))
Q.1乳がん検診を1年以内に
受けましたか?



20〜30代は乳がん検診を必ずしも受ける必要はなく、乳房の主治医を見つけておき、超音波検査を受ける等で良いのですが、社会的に話題になっていることもあり、検診を受けている人もいるようです。
今回の調査でアンケートに答えていただいている40代、50代は、意識が高かったり、乳がん発症率が高い年代であることもあり、受けている方が50%を超えていますね。しかし、国立がん研究センターの調査では、検診・受診率は40%程度なのが現状です。
年齢別で見た女性の乳がん罹患率は、30歳代から増加しはじめ45~49歳がピークです。(出典:国立がん研究センターがん対策情報センター )それぞれの年代に合わせた検診に関する情報を知っておくことが大切です。
年代により検診の種類が変わります。詳しくはこちらをチェック→


Q.2検診を受けた方に聞きました。
受けた理由はなんですか?




実際に痛みや異常を感じたり、身近なご家族が乳がんになると、検診を受ける必要性を特に感じると思います。しかし、そうでない方はなかなか検診を受けるきっかけがないと感じていらっしゃるのではないでしょうか。今回の結果では、1年以内に受診された方の中には、検診を定期的に受けている方が多いようですが、20〜30代の方は「安心したかったから」「話題になっていて他人事ではないから」という意見が約30〜40%を占めました。


Q.3検診を受けた方に聞きました。
乳がん検診を受けたことで
どんな気持ちに
なりましたか?
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- 安心しました。家族のために受けてよかった。
- ハードルが意外と低くて定期的に受けようと思った
- 自分のからだのことを見直すきっかけになりました
- 早期発見したおかげで、私は命を救われました。
- 痛いというイメージから、受けることにも不安があったが、
思っていたよりも痛みはなかったので、
これからも定期的に受けようと思う - 自分のからだは自分だけのものではないという思いが強くなった。自分が病気になれば、家族みんなの生活が一変してしまう。検査は100%ではないけど、やるべき手は尽くしたという気持ちになれる。
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- 安心したと同時に、続けないと不安になりそうだなと思った。
- マンモが痛くてできればやりたくない。
- 一応は安心したが見逃された例もあるので絶対安心とは言えないと思う。
- 日常で胸に痛みを感じるとやはり頭に乳がんの文字がよぎるので、安心という感覚はあまりない。
- 安心したけれど、マンモグラフィだけでは発見できない乳がんがあることを知って、少し心配。
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- 検診を受けたから安心という訳ではないので、セルフチェックを頑張ろう!と気を引き締め直しました。
- 自分のからだなので自分で守らないといけないので安心と早期発見に努めたいと思いました。
- 定期的に検診を受けようと思いました。
安心したと言う方が多く見られましたが、常に不安は付きもので、定期的に続けないといけないことやマンモグラフィが痛いなど、さまざまなご意見がありました。
そうは言っても、「自分のからだなので自分で守らないといけない」という意見があるように、まずは検診を受けるメリットを考えてみてはいかがでしょうか。
実際に早期発見ができ、以前と変わらない生活を送られている方もたくさんいらっしゃいます。
乳がんは、早期発見して治療すれば、90%以上の人が治ります。(出典:国立がん研究センターがん対策情報センター)
怖がらず、乳がん検診をまずは受けてみましょう。
そして、日頃から自分のからだと向き合うことも大切です。月1回のセルフチェックもお忘れなく!自分自身のからだの変化を意識することを習慣づけることも早期発見の近道です。


Q.4検診を受けていない方に聞きました。
受けていない理由はなんですか?
※20代〜30代は必ずしも検診の必要はありませんが、
お聞きしています。

20代は何かあった時に
相談できる病院や先生を探しましょう!
20代はまだ受ける年齢ではないという方が多くいらっしゃいますが、20代でも全く乳がんにならないという訳ではありません。自己検診を習慣づけたり、何かあった時に相談できる病院や先生を今のうちに探しておくと良いでしょう。
家庭や社会で最も活躍し始めるこの年齢。
でも、自分のことも、もっと大切に。
30代は検診料の高さが気になる方も多かったです。しかし、30代後半になると、乳がんの罹患率が急激に高まり始めます。自分ごととして、検診を考えなくてはなりません。
乳がん罹患率ピークがまさに40代。
最も検診を受けるべき年齢なのです。
「忙しいから」「面倒臭いから」と言っている場合ではありません。乳がん罹患率がピークになる40代だからこそ、検診を受けてください。検診に関するさまざまなご意見もありますが、デメリットよりも早期発見をすれば90%の方が治る(出典:国立がん研究センターがん対策情報センター)という検診のメリットをまずは考えてみてください。
“忙しい”や“面倒臭い”で片付けないで、
大切な人や自分のために検診を受けてみては?
お仕事も充実したり、子育ても少し落ち着いてきたのではないでしょうか。
まだまだお仕事を頑張りたい、趣味に没頭したいなど、もっと生活の充実を求める時だからこそ“健康第一”に考え、検診を受けてみてください。
心配だけど、もう歳だからいいやと
投げやりにならないで!
80歳以上まで長生きする時代になってきています。老後の楽しい生活のために、今こそ健康に意識を持つべきではないでしょうか。誰かに言われてからでは遅いですよ。まずは検診へ行き、健康な長生き生活のために一歩踏み出しましょう!