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#体験レポート

乳がんに関わる活動を行っている団体をご紹介!

2018.06.14

ワコールでは、毎年10月のピンクリボン月間に試着キャンペーンを実施しています。期間中、ブラジャーを1枚ご試着いただくごとに「10円」を、お客様に代わってワコールからピンクリボン活動団体である、「公益財団法人日本対がん協会」「認定NPO法人乳房健康研究会」「認定NPO法人J.POSH」に寄付をしています。今回は、この3つの団体が普段どのような活動を行なっているかなどについてをご紹介します。

設立60周年を迎える、公益財団法人日本対がん協会

写真 : 日本対がん協会提供

日本対がん協会は、まだがんが身近な存在ではなかった1958年当時、がん征圧を国民運動として推進するために、日本癌学会・日本医師会をはじめ政財界や朝日新聞社の支援を受け設立されました。日本各地に46支部の検診機関をもち、さらに今年2018年には設立60周年を迎える歴史ある協会です。日本人の2人に1人*1が生涯でがんに罹患する現在、日本対がん協会は「がん予防・がん検診の推進」「がんの正しい知識の普及啓発」「がん患者・家族の支援」の3つの柱で活動されています。

*1 出典 : 国立がん研究センターがん対策情報センターによる推計値(2017年)

活動紹介
〜がん検診の受診率アップとがん患者・家族の支援〜

がん検診受診率を欧米と日本で比較すると、欧米約80%に対し日本は44.9%とその差は歴然。がん研究が進んだことにより、がんの多くは「治癒」が期待できるようになりましたが、そのカギは「早期発見」です。そこで、日本対がん協会では、がん検診の受診率向上のために乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポン券を発行して日本対がん協会支部や主催イベントで配布したり、民間企業と連携したオリジナルクーポン券を発行したりしています。

また、がんは長期に渡ってつきあう必要もあるため、患者さんやそのご家族を支援することも重要な課題です。日本対がん協会では、治療に関する相談に限らず、退院後の生活の不安や心の悩みを看護師や社労福祉士に電話相談ができる「がん相談ホットライン」が開設されています。患者本人だけでなくご家族やどなたでも相談することが可能です。詳しくはこちらをご確認ください。
がん相談・サポート窓口についてはこちら

活動紹介
〜年に1度のピンクリボンフェスティバルの開催〜

ピンクリボン月間である10月、日本対がん協会では毎年ピンクリボンフェスティバルを開催しています。2003年にスタートし今年で16回目を迎えるこの活動は、より多くの人に乳がん検診の大切さを伝え、患者さんをささえていくことが目的です。

このイベントでは、乳がんに罹患している・していないに関わらず、参加者ひとりひとりがピンクリボンのメッセンジャーとなり街行く人々に乳がん検診の受診を呼びかける「スマイルウオーク」が開催されます。10〜80代と幅広い年代の方が集まり、家族みんなで参加される人も多いようです。また、専門医による乳がんの正しい知識・検診の重要性や最新治療情報、さらにがん経験者によるがんと生きる心構えについて一緒に考える「シンポジウム」や、乳がんを自分自身の問題として意識することの大切さが伝わるポスターデザインとコピー作品を募集する「デザイン大賞」なども執り行われています。

2018年も以下の日程で開催が予定されていますので、ぜひご参加ください。
◆ピンクリボンフェスティバル2018イベントスケジュール◆
東京 :
第14回ピンクリボンデザイン大賞 〜7月2日(月)12時まで作品募集
ピンクリボンセミナー 9月15日(土) JR新宿ミライナタワーマイナビルーム
ピンクリボンシンポジウム 9月30日(日) 有楽町朝日ホール
スマイルウオーク東京大会 10月13日(土) 六本木ヒルズアリーナ
神戸 :
スマイルウオーク神戸大会 10月8日(月・祝) スペースシアター
ピンクリボンフェスティバル
ピンクリボンフェスティバル2018の詳細についてはこちら

ピンクリボンスマイルウオークの様子

写真 : 日本対がん協会提供

ピンクリボンシンポジウムの様子

写真 : 日本対がん協会提供

このような活動は、個人や法人の方々の寄付によって支えられています。寄付の種類はいくつかありますが、そのうち乳がんをなくす活動に充てられる「ほほえみ基金」は、乳がん早期発見のための啓発活動・がん検診受診率向上キャンペーン・患者支援・乳がん検診従事者の育成などに活用されています。そのほかにも、日本対がん協会の活動全般を支援する「がん征圧寄付」や特定の活動を支援する「がん教育基金」等があります。

ワコールでは2004年より寄付を行なっており、その累計金額は7500万円を超えています。それらは全て今回ご紹介したような乳がんに関わる活動に役立てていただいています。

日本対がん協会からのお知らせや活動は、随時こちらで確認ができます。
日本対がん協会の公式サイトはこちら

日本で初めてのピンクリボン活動団体
認定NPO法人乳房健康研究会

写真 : 乳房健康研究会提供

乳房健康研究会は、「乳がんで亡くなる方を減らしたい」という想いを持った4人の医師により2000年に設立されました。当時アメリカではすでに活発だったピンクリボン運動を日本に広めた草分け的な団体です。
設立から18年、現在「2030年までに乳がんで亡くなる方を1万人以下にする」というゴールを定め、企業や個人、自治体とタッグを組んで様々な活動を行われています。
死亡率を減らすには早期発見が最も重要です。検診受診率アップのための活動からスタートし、現在では、治療中の患者さんのサポートなど、活動範囲を広げられています。

活動紹介
〜ピンクリボンアドバイザーの育成〜

自覚症状がなく、がんを意識していない人たちは、医療従事者との接点がないため、身近な人からの情報提供がとても重要になります。
医療従事者でなくても乳がんの正しい情報を発信できる個人を増やすために、2013年につくられたのがピンクリボンアドバイザーです。

これまでに9768名の方が認定を受け、2016年には「初級」「中級」に加え、教育、指導、社会活動を主導する「上級」が誕生。初年度は47名、現在は82名が「上級」に認定されました。

ピンクリボンアドバイザーの活動内容についてはこちら

年に1回、全国のピンクリボンアドバイザーが集まり、自身が行った活動についての報告をするアニュアルミーティングが開催されます。2015年からスタートしたこのミーティングでは、会社員や主婦、医療従事者といった様々な方が個性や立場を活かして、活動している内容を発表していきます。

今年は、触って乳がんの感触を体感できる触診モデルを手作りし、自らセミナーを開催された方や、ご自身が放射線検査受付として勤務している医療機関内での勉強会開催を上司に打診して認められ、今では外部での講演も行われている方などの発表がありました。

アニュアルミーティングでの発表風景(乳房健康研究会提供)

ピンクリボンアドバイザー試験

あなたもピンクリボンアドバイザーを目指してみませんか?
乳がんについての正しい情報を発信してくれる仲間を募集しています。

第7回【初級・中級】ピンクリボンアドバイザー認定試験

●試験日
2018年12月9日(日)
●開催地
【初級】札幌・仙台・大宮・津田沼・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡

※大宮・津田沼・横浜につきましてはできるだけ希望受験地を考慮いたしますが、希望者多数の場合は東京都内になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【中級】札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
●申し込み期間
2018年4月6日(金)~11月6日(火)

第7回【初級・中級】ピンクリボンアドバイザー認定試験 受験要項はこちら

ピンクリボンウオーク・ハワイ・スペシャルツアー2018

米国ハワイ州ホノルルで開催されるKomen Hawaii Race for the Cure®に参加し、活動の最先端を体感できるツアーを開催しています。

活動紹介
〜ピンクリボンウオークの開催〜

2002年からは乳がん啓発イベント「ミニウオーク&ラン フォー ブレストケア、ピンクリボンウオーク」を開催されています。
このイベントでは、がんを意識していない人たちにとっても気軽に参加しやすい企画が盛り込まれているので、楽しみながら乳がんについて知ることができます。

第17回目となるピンクリボンウオーク2018は、残念ながら大荒れの天候が予想されたため、安全を考慮して中止となってしまいました。

従来は、このピンクリボンウオークのように団体が主導する活動が主流でしたが、最近では団体ではなく個人が自発的に行う活動の取り組みが増えているようです。

今までは参加する立場だった個人が、自分でも発信したいという意識を持つようになり、活動団体と個人、企業や自治体が一緒になって、世の中に貢献する場を作り上げていく段階に来ています。
このように活動の裾野が広がることで、乳がんの知識が浸透し、がんに優しい社会につながっていくよう、乳房健康研究会はこの先も様々な活動をサポートされるそうです。

ピンクリボンウオークのブース出展(乳房健康研究会提供)

ご紹介したピンクリボンウオークやピンクリボンアドバイザー認定制度を含め、乳房健康研究会が行っているすべての活動には、ピンクリボンブレスト募金が活かされています。
ワコールもピンクリボンアドバイザー育成基金として、定期的に寄付を行っています。

マンモグラフィーと合わせて実施されることが多い超音波検診を行う技師の育成は、検診のクオリティの向上のために不可欠です。今後は乳がん超音波検査技師の育成サポートもされるようです。

ピンクリボンブレストケア募金についてはこちら

他にも、がん教育に注力され、学校の授業で子供に教育するのですが、検診の重要性を学んだ生徒が親世代に「検診行った方がいいよ」と伝えることによって、検診受診率がアップする実績も出てきています。

「2030年までに乳がんで亡くなる方を1万人以下にする」という目標のもと、今後も様々な活動を実施される乳房健康研究会を、ワコールもサポートしてまいります。

乳房健康研究会からのお知らせや活動は、随時こちらで確認ができます。

乳房健康研究会の公式サイトはこちら