すいみんコラム
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    毎日を充実させる睡眠の法則㊳

熱帯夜でも寝つきを良くする方法は

熱帯夜でもぐっすり眠るには


夜になっても気温が25度を下回らない熱帯夜では、
寝苦しく、朝起きても疲れが残りやすいです。
猛暑が続けば体力が消耗するので、
そんなときこそ、しっかり眠っておきたいところです。

そこで、猛暑続きでも、
睡眠の質を確保する方法を試してみましょう。

日本の夏は、湿度が高いことが特徴です。
この高い湿度も寝苦しさの原因になっています。

体温の放熱がカギ


ぐっすりと深く眠るには、
深部体温が急激に下がることが条件です。
深部体温は、起床11時間後に最も高くなり、
22時間後に最も低くなるリズムがあります。

眠り始めの時間帯になると、
汗を使って放熱し、深部体温を下げる働きがあります。
これをうまく利用することが重要です。

熱帯夜対策の1つ目は、帰宅後に行うことです。
日中の日射で寝室の建材や寝具に熱がこもっています。
これでは就寝時に汗をかいても
汗が蒸発せず、深部体温が下がらなくなってしまいます。

そこで、帰宅したら、まず寝室の熱を取り去りましょう。
枕を裏返しにしたり、タオルケットをはがすなどして、
溜まった熱を逃がします。

そして、就寝1時間前には、
寝室のエアコンを25度程度の低めに設定して、
寝室と寝具を冷やしましょう。
寝室を冷やしているときはリビングなどで過ごし、
からだが冷えすぎないようにします。


vol38_熱帯夜_エアコン
入浴や、シャワーを浴びた1時間後に、
からだが放熱を始めたタイミングで寝室に入り、
エアコンの温度設定を28度程度に高くして就寝してみましょう。
からだが冷えるのを防ぎつつ、寝具が熱を吸い取り、
深部体温の低下を助けてくれます。

足の裏からの放熱を促す


熱帯夜の対策としてもう1つおススメなのは、
眠る前に放熱を促すことです。
タオルをお湯でしぼったり、レンジでチンするなどして
ホットタオルをつくり、足の裏と足の指の間を拭いてみましょう。

足の裏からの汗は、不感蒸泄(からだに感じる汗ではなく
皮膚から自然に水分が排泄されること)の役割が大きく、
汗をかく自覚がなくても、放熱にかなり重要な役割をもっています。


vol38_熱帯夜_ホットタオル
ホットタオルで足裏を拭くと、タオルの蒸気によって熱が奪われて
深部体温が下がりやすくなります。

自覚的にもさっぱりするので、
特に暑い日などに試してみてください。

菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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