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    毎日を充実させる睡眠の法則57

自分のテンポで行動すると家族も早寝早起きに

家族と一緒で疲れる?


外出自粛が続く中、
家族と一緒に生活することで疲れてしまう、
という相談も多いです。

家事を主に担うことが多い女性は、
家族がずっと家にいると、
家族のテンポに合わせて行動する場面が増えます。

実は、他人のテンポに合わせて行動していると、
消費エネルギーが大きくなり、
脳にもからだにも負担がかかることが明らかになっています。

脳の中では、行動を自動化して習慣をつくる大脳基底核と、
次の行動を予測して準備する小脳が、
連携をして行動のタイミングを計っています。

これは、作業によって、からだにかかる負担を
最小限に抑える目的があります。

私たちには、それぞれ自分が作業する最適なテンポがあり、
これはパーソナルテンポとして古くから研究されてきました。

例えば、ハンドルを回転させる課題を様々なテンポで行い、
各テンポの消費エネルギーを測定した実験があります。

この実験では、心拍数も呼吸数もパーソナルテンポが最小で、
それより速くても遅くても、消費エネルギーは大きくなった、
という結果でした。

また、人工的にパーソナルテンポを数種類作り出し、
そのテンポと同速度でフィットネスバイクをこぐ課題を行い、
心電図をとる実験も行われています。

この実験では、好みのテンポと同じテンポの場合は、
心拍の変動が少なく生理的に負担が少ない結果でした。

自分の好きなテンポで作業をしているときが、
身体的に最も負担が少なく、
それと同じテンポで作業することを強制されたとしても、
負担は少ない、ということです。

自分主導で行動してみる


起床時間も就寝時間も、家族それぞれ違い、
食事や入浴もそれぞれの好みがある場合、
その隙間時間に家事をこなさなければなりません。

家族のテンポが、自分の好みのテンポとあっていれば、
自然に負担は減るのですが、
好みのテンポと異なる場合は、
生活しているだけで消費エネルギーが大きく、
疲れてしまいます。

家事を担う女性が、家族の行動に合わせると、
就寝時間が遅く、起床時間が早くなり、
睡眠不足になりがちです。

日中にも負担がかかり、睡眠不足の状態になってしまえば、
気持ちに余裕をもって家族に接することも、
難しくなってしまいます。

そこで、自分主導で行動してみましょう。
起床や就寝はもちろん、食事、入浴、家事を、
「自分がやりたい」時間にする。

vol.57_自分のテンポで行動する
家族のリズムを支える女性が自分のテンポで行動すると、
家族はそのテンポに同調し、結果的に全体が早寝早起きになる、
ということも明らかになっています。

一緒に快適な生活をつくっていくためには、
自分優位で行動することが大切なのです。

菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。

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