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上流下着のつどい~自分へのご褒美に、上質なランジェリーを。下着を楽しむ贅沢エッセイ|ワコール

相川 藍(あいかわ・あい)
言葉家(コトバカ)。ランジェリー、コスメ、ワイン、イタリアを愛し、広告コピーからコラム、書評、小説(「ガーター・モモ物語」など)まで言葉と格闘中。月刊公募ガイドで「コトバカっ!」、Book Japanで新刊書評を執筆中。

美しさへの階段をのぼりつつあるあなた。ひとつ目標をクリアしたら、自分へのご褒美は「上質な下着」。さあ、あなたも当サロンで、あこがれのランジェリーの深遠な魅力や、そこに秘められた意外なエピソードに肉薄してみませんか?

111 インポートランジェリーは自由に着る!

シンプルな美しさは、雄弁。

2019年インポート春夏コレクション  異なる分野で目覚ましい活躍をしている3人の美しい女性が、あるイベントでおしゃれトークを繰り広げました。服が大好きというファッショニスタAさん、似合わなくても着たいものを着るという個性派のBさん、モノトーンにしか食指が動かないというクールなCさん。世代も職業も好みも異なる3人に唯一共通するのは「皆と同じでなくてもいい」という思想。注目される立場でありながら、他人の視線ではなく本能的な嗜好を優先する姿勢が、潔いなと思いました。

 2019年春夏のインポートランジェリーを見て思い出したのは、彼女たちのこと。ああ、自由な香りがして気持ちがいいなあと。年齢で区分けされているわけでもなく、シーンが厳格に決められているわけでもない、独特な立ち位置のアイテムたち。飾りたてないシンプルさが、素材の良さや細部のデザインの差異を際立たせ、強さという価値になっている。大人の色香と輝きを、かっこよく引き出してくれそうな気がしたのです
シモーヌ ペレール2019年春夏コレクションより「セクシーな黒」  インポートランジェリーといえば、まずは「セクシーな黒」。毎シーズン、黒の新作で目を楽しませてくれるシモーヌ ペレールは「アーバン・ポエトリー」をテーマに、ゴールドをアクセントにしたスタイリッシュなコレクションを展開。繊細なレースとストレッチ性のある生地を組み合わせ、都会的なセクシーさの中にレトロシックな魅力をにじませていました。レオタードのようなボディスーツとミドリフ丈のノンワイヤーブラは要チェックです。

シモーヌ ペレール2019年春夏コレクションより「オレンジ系の赤」  赤の使い方にも、フレンチランジェリーらしい個性が光るシモーヌ ペレール。口紅の流行と同様、ランジェリーの「赤の傾向と対策」は重要なテーマです。今回注目のカラーは、フラミンゴピンクと呼ばれる鮮やかで肌映りのいいオレンジ系の赤。シルクのスリップの裾に赤いレースという組み合わせも、ドキッとするほど新鮮でした。トレンドカラーによって新しい自分を発見する喜びを、ランジェリーでぜひ味わってみて。

皆と同じじゃなくて、いい。

 2019年春夏のハンロは、「リゾート感覚の白」の魅力が際立っていました。純白のワンピースは、手間をかけてカットアウトされた裾のレースまで綿100%。あらゆる雑念がリセットされ、ピュアな気持ちになれそうな白ですね。今シーズンは昼と夜の境界が薄れ、ベッドから起きて、着替えずにそのまま過ごせる「スリープ&ラウンジウェア」が充実。本能のままにリラックスしても、だらけた印象にならないのがハンロのデザイン力だと思います。
ハンロ2019年春夏コレクションより「リゾート感覚の白」  ランジェリー、リゾートウェア、ナイトウェア、ラウンジウェアは、もはやボーダレス。着る人の心に寄り添う、気の置けない親友のような存在といえそうです。プリント柄には自由な感性が炸裂しており、フローラルプリントをよく見ると桜でした。日本の桜とは少し違う、水辺が似合う涼しげな風情。大胆なストライプのトップスは、着ごこちがよさそうで、ワンピースとしてもガウンとしても活躍してくれることは間違いありません。
ハンロ2019年春夏コレクションより「桜柄」  スイスで誕生し、130年以上の歴史を持つハンロは今、ユニークな試みを実施します。グローバルセールスディレクターとして活躍する小山さんの発案で、全世界のハンロの販売スタッフにさまざまなアイテムを提供し、好みのものを着用して接客してもらう「Wear hanro! sell hanro! campaign」。カジュアルな接客への人気が高まっている今、ハンロの「自由な着こなし」は、理想的な形でお客さまへと伝わっていくことでしょう。
ハンロ2019年春夏コレクションより「自由な着こなし」  おしゃれなアイテムを着ている人を見ると「自分もそれを着てみたいな」と思う。でも、もう一歩進んで、おしゃれを心から楽しんでいる人を見ると「自分もいろんな着こなしにチャレンジしてみたいな」と思う。これからは、ルールを教えてくれるお店よりも、皆と同じではない楽しみを提案してくれるお店を選んでしまいそうです。だって、一人ひとりが違うのだから。まずは、インポートランジェリーを自由な心で楽しんでみましょうか。
■シモーヌ ぺレール
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■ハンロ
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