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症状・不調

PMS(月経前症候群)とは? それって病気なの?

PMSという言葉を最近よく聞きませんか。PMSとは、Premenstrual Syndromeの略で「月経前症候群」のこと。月経の3日~10日ほど前になるとイライラしたり、気分が落ち込んだり、人によっては甘いものが食べたくなったりと様々な不調が現われます。これを総称してPMSとよびます。

PMSとは月経前の期間に現れる様々な症状のこと

「生理前になると、体がむくんだり、便秘になったり、食欲が増えたり、肌が荒れたり、イライラしたり、攻撃的になったり。こんなふうに生理前の3~10日ほどの間に生じる体や心の不調がPMS(月経前症候群)で、女性全体の70%がなんらかの不調を経験しています。生理前になるとイライラしてパートナーにあたってしまい、後で落ち込むというのを毎月繰り返しているというような話もよく聞きますが、PMSは周りの人とのトラブルの種にもなるのでやっかいです。」(高尾美穂著『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』日経BP社 P29 より抜粋)

INDEX

生理前の不安な気持ちやイライラ…メンタル不調もPMS

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排卵の前後で分泌量が高まる女性ホルモンが切り替わります。排卵前は「エストロゲン」が多く、排卵後はエストロゲンががくっと減って「プロゲステロン」が増えます。実はこのスイッチがイライラの原因。心を安定させてくれるエストロゲンが減ってプロゲステロンが優位になることで、メンタルが不安定になったりイライラしたりするそう。

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生理前に胸が大きくなるのもPMS

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生理前になると、胸が大きくなると感じたことはありませんか?実は、生理前に胸が大きくなる現象はPMSのひとつです。排卵後,つまり生理の数日前に分泌される女性ホルモン「プロゲステロン」は、水分をからだの中にため込む性質があります。プロゲステロンが子宮内膜に作用して精卵が着床しやすくなるのです。そして、プロゲステロンは子宮だけでなく胸にもはたらきかけているんです。
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「生理前のバスト増量、その正体とは?」

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PMSは、女性ホルモンの働きが順調な証拠

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PMSって病気なの?と思うかもしれませんが、PMSは生理前に起こりやすいからだや心の状態なので、むしろ、正常にホルモンが分泌されている証拠。日常生活やお仕事が辛いぐらいになると治療したほうが良い「病気」になります。(参考:高尾美穂著『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』日経BP社)


まずは、かかわりのある二つのホルモンを覚えておこう。

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