私たち人間は、いいことも悪いことも、日常生活に「変化」があるとストレスとして受け止めます。精神科専門医・産業医でもある夏目誠先生によると「ストレス＝心とからだに悪影響を及ぼすもの」として捉えられがちですが、実は適度にあるのが理想なのだとか。
記事ではこの1年間の体験の有無を65項目からチェックし、合計点でストレスレベルが分かるチェックリストが掲載されています。夏目先生によると、4人にひとりは高ストレス状態にあるという結果が出ているそう。まずは今どれくらいのストレスを抱えているのかを、チェックリストで確認してみましょう。

ストレスに気づくことができなければ、ケアすることもできません。ストレスを自覚したなら、カウンセリングでも行っている対処法「ストレスコーピング」が役立ちます。臨床心理士の伊藤絵美先生によると、ストレスへの対応力は性格に関係なく、誰でも身につけることができるそうです。コーピングとは、イライラを感じた時に前向きになれる自分なりの対処方法です。質より量が重要で、伊藤先生によると、すぐに実行できる「100個のリストアップ」がおすすめだとか。

多くの人のからだに向き合うアスレティックトレーナー・山本邦子さんによると、ウォーキングはたくさん歩くことではなく、自分に合った指標や歩き方を意識することで、短時間でもからだと心が整うそうです。おとな世代が健康のためにウォーキングをするなら、 自律神経を整えることを目的にしてみませんか？必要な歩数だけでなく、自律神経の状態を把握するための呼吸チェック方法や、効果的な歩き方も知ることができます。