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症状・不調

避けられない「更年期」こそ予防が大切なのです!

女性に必ず訪れる「更年期」。とはいえ、誰もが同じ不調に悩まされるかというとそうではありません。更年期障害と呼ばれる不調や骨粗しょう症、さらには認知症など、年齢による心身の変化にともなって現れる症状こそ、予防が大切という医師のお話を紹介します。

更年期の不調と治療

閉経前後の5年を「更年期」と呼びます。この時期は「更年期症状」とよばれる不調が起こりやすくなります。ホットフラッシュと呼ばれるほてり・のぼせ、異常発汗、動悸、めまい、腰痛や頭痛、耳鳴り、不眠やイライラなど症状はいろいろで、更年期症状を自覚する人は全体の6割程度といわれています。この症状がひどくなり日常生活が困難になると「更年期障害」と診断されます。更年期の不調はエストロゲンの分泌が減ることで起こるので、最も効果が期待できる治療法は、エストロゲンを補充するHRT(ホルモン補充療法)です。
子宮体がんのリスクを抑えるためにプロゲステロン(黄体ホルモン製剤)も同時に補充するのが一般的です。飲み薬のほか、パッチや塗り薬などの外用薬もあります。(産婦人科医・高尾美穂先生)

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「更年期」についてよくある誤解を医師が解説!

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一般的には45歳から55歳と言われる更年期ですが、「更年期になると、みんな更年期障害を起こす」と思っていませんか? それは誤解です。また、「更年期になると、必ずホットフラッシュが起こる」と思っている方もいますが、それも誤解です。どんな症状が出るのか、またその時期はひとそれぞれ。更年期に出やすい症状や気を付けたいことについて医師が解説します。

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「100%の女性に訪れる更年期。その準備と対策」

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更年期の不調が悪化する前に予防を

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疲れや眠りの浅さ、骨粗しょう症など、さまざまな不調や症状が起こりやすくなる更年期。ただ、例えば「骨粗しょう症になってしまってから慌てて病院に駆け込んでも、できることが限られてしまう」とは産婦人科医の吉野一枝先生。婦人科系の不調で大切なのは予防と強調します。更年期症状を軽減するホルモン療法も日進月歩。お薬を敬遠せずに予防的に取り入れることもすすめています。

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「更年期や婦人病...女性特有の疾患は予防がすべて」

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更年期のホルモン療法と脳の老化の関わり

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更年期に起こるさまざまな症状の背景に、女性ホルモンの減少がありますが、実は女性ホルモンには記憶力を良くする働きもあるのだそう!そういう意味では、女性のほうが男性より認知症を発生しやすいと語るのは認知症予防医の広川慶裕先生。そのため、更年期症状を軽減するためのホルモン療法は、実は脳の老化をやわらげることにもなる、というお話。

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