in vivoな研究開発とモニター制度

①in vitro とin vivo

in vitro(イン・ビトロ)と in vivo(イン・ビボ)というのは生物学の用語。in vitro(イン・ビトロ)とは、「試験管内試験」という意味で、試験管を用いた試験。一方in vivo(イン・ビボ)とは、「生体内試験」という意味で、動物などの生体内で直接投与したりする試験。 結局 in vivo(生体内試験)が大事なんだろうなと思う。

②モニター制度の発展としての新しいユーザーとの関係

当研究所には細かな体形特徴を把握している900人以上のモニターが登録されており、年齢やサイズ別に電話一本で何時でも来ていただいて試着試験ができる。これはとても大きな当研究所のメリット。なぜならば、市場で評価の高い商品と低い商品が何が違うのか、モニターさんを呼んで着用してもらって調べる事ができるから。

でも、これってまだまだin vitro(イン・ビトロ)な感じがする。どうしてかというと、確かに試験管ではなく人間の反応から判断しているけど、実際の使用場面でなく実験室内でテストしてその結果から推定している。もっともっと根本的に違うことが必要なのではないだろうか?

その為にはきっと、メーカーが開発してお客様に提供するという工業生産の図式自体を考え直す必要があるのではないだろうか? つまり、モニターではなく、ユーザーが直接的に研究開発に関与するような、そんな将来像があるのではないかと思う。近年のネットワーク系の技術革新が従来のメーカーという概念を変え、ユーザーが直接開発と結合するような、そんな研究開発の将来像が創れたら素晴らしいと思う。

人間科学研究所 所長 今井