おしえて!ラクコさん

健康

睡眠について
<3月18日は睡眠の日>

 こんにちは、ラクコです。
 普段、ぐっすり眠れていますか?

 厚生労働省「国民健康・栄養調査(2014年)」によると、なんと日本人の5人に1人が「睡眠で休養が十分にとれていない」と感じているようです。
 そもそも何時間眠れば十分な睡眠なのでしょうか?
 およそ6~8時間程度が標準的な睡眠時間の目安といわれていますが、その時間にこだわりすぎて、無理に布団に入って眠ろうとすると、逆にそれがストレスにつながっている場合もあります。「寝なければいけない」という思い込みが睡眠の悩みになっている場合は、「睡眠時間の長さだけにこだわりすぎない」ということも大切です。

 脳が必要とする睡眠量は、高齢になるほど減少傾向にあります。例えば、25歳の平均は約7時間ですが、45歳では6.5時間、65歳は約6時間が平均睡眠時間(*1)となっています。年齢、日中の活動量、体質などによっても適正睡眠量は異なります。

 厚生労働省が公表した「健康づくりのための睡眠指針 2014」の<睡眠12箇条>を参考に、ご自身にあった眠りを考えてみてくださいね。

<睡眠12箇条>

第1条
よい睡眠で、体も心も健康に。
第2条
適度な運動、しっかり朝食、眠りと目覚めのメリハリを。
第3条
よい睡眠は、生活習慣病予防につながります。
第4条
睡眠による休養感は、心の健康に重要です。
第5条
年齢や季節に応じて、昼間の眠気で困らない程度の睡眠を。
第6条
よい睡眠のためには、環境づくりも重要です。
第7条
若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
第8条
勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
第9条
熟年世代は朝晩メリハリ、昼間に適度な運動でよい睡眠。
第10条
眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
第11条
いつもと違う睡眠には、要注意。
第12条
眠れない、その苦しみを抱えずに、専門家に相談を。

(厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針 2014」より)

  • ※病気によって睡眠不足や不眠が起こっている場合もありますので、おかしいと感じたらかかりつけの医師にご相談ください。
  • *1:Ohayon MM, et al, Sleep, 2004