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Column【後編】身体のデータを読み解き、運動習慣を効果的にアップデート。

日本の下着メーカー「ワコール」の科学研究開発から導かれる、精密なデータ設計

3D計測サービス「SCANBE base」の開発には、ワコールが長年にわたり人の身体を研究し、商品開発に活かしてきた蓄積があります。ワコールは従来、女性の身体を科学的に研究し、その知見を活かしたインナーウェアやコンディショニングウェアを提供しており、ワコール人間科学研究開発センターでは、60年以上にわたり人体計測の知見や体型分析の知見を蓄積してきました。1964年の設立以来、毎年1,000人近くの4歳から74歳までの女性の人体計測を行い、これまでに延べ約45,000人以上のデータを収集。中でも、同じ女性を30年以上にわたり追い続けた時系列データは、他に類を見ない貴重なデータとされています。

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また、本センターではトップアスリートの身体の計測や、外部の研究機関との計測技術の共同研究なども行っています。SCANBE baseでは、こうした研究知見をもとに、計測アルゴリズムや、時系列で記録・比較するための再現性の高い計測手法が、開発・採用されています。

日常では、なかなか可視化されづらかった身体の変化を多角的なデータから捉えることができる計測の技術は、このワコールの科学研究の成果や知見に支えられているのです。

数値の比較や分析で、アクションの仮説検証の精度UP

SCANBE baseで確認できるデータは、大きく分けて3つあります。全身360度の3D映像、全身21カ所の採寸データ、全身8カ所の体積データです。

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これらを組み合わせることで、体重や体脂肪率だけでは捉えにくい、身体の形、バランス、部位ごとの変化などを「見える情報」として確認することができます。 実際に測定する際は、身体に沿うウェアを着用したままスキャナーに入り、セルフで3Dスキャンを行います。スキャン自体は3秒で行われ、計測の所要時間は10分です。

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SCANBE baseでは、3種類のデータをもとに全29項目を計測することができます。

1. 全身360度の3D映像
身体のデータ自体を回転・拡大させ、正面だけでなく、横や後ろからも形を確認できるため、普段は見えにくいシルエットや姿勢、筋肉の凹凸や左右差にも気づきやすくなります。また、メッシュモードにすると、身体の断面を見ることもでき、人によっては特定の部位の形について左右差を見つけられることも。見えづらい後ろ姿や、写真だけでは把握しにくい身体全体の立体的なバランスも、自分自身で客観的に確認できることが3D映像の特徴です。

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2. 全身21カ所の採寸データ
身長はもちろん、胸囲、上腕周径、太もも周径、ウエスト周径、腕の長さなど、複数の部位を数値として確認できます。自分ではなかなか計測しづらい各部位ごとの数値を、具体的に把握することができます。

3. 全身8カ所の体積データ
体積データとは、3D映像を特定の位置で分割し、各部位の大きさを数値化したものです。筋肉、脂肪、骨などを含んだ部位全体の大きさを表すため、体重や体組成、採寸値と並び、身体の変化を可視化するための指標のひとつになります。たとえば、上腕の体積が変化していれば、腕まわりのトレーニングやコンディションを見直すきっかけにもなるかもしれません。

計測した結果は、一度きりのデータとして見るだけでなく、LINE連携によりWebブラウザ上で確認でき、過去データとの比較も可能です。計測の回数を重ねていくと、胸囲とウエストのプロポーション(比率、メリハリ)の変化、パーツごとの筋肉のつきやすさの特徴、太ももや前腕といった、パーツの左右のバランスなど、自分の身体の傾向が見えてきます。
定期的に、データを通じて変化のポイントを把握できたら、モチベーションの向上や行動の変化にも繋がっていくのではないでしょうか。

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目安として月に1回など、同じ条件で計測を続けることで、前回との違いや、数カ月前からの変化を確認しやすくなります。 データの活用方法は、目的や用途に応じてさまざま。トレーニングや食事など、次にどんな行動を取り入れたら効果的か?を考える際には、データを分析することで仮説の精度が向上するはず。ぜひ、自分なりの効果的な活用方法を模索してみてください。