
素材
糸の先まで、完璧をめざす。
ワコール基準。それは一点集中ではなく、
点と点をつないださまざまな面で
理想的な下着をつくるための基準。
土台は、なによりも素材。
だからワコールメンは
独自開発にこだわります。
糸
風合いと機能にこだわりを。
膨大な糸から厳選、ときには開発。
この遠回りこそ、「ここまでやるか」と驚く
下着への近道なのです。
耐久
はき続けてこその感動を、あきらめない。
ケバ、のび縮み、破れ、色あせと色移り。
洗濯試験を重ね、
問題があれば糸や編み方を工夫します。
よい下着でしか味わえない感動を、
体験してもらえるように。
適性
品質を支える大きな柱が、膨大な試作。
素材と設計を固めたら
モニターテストを重ねて修正し、
1枚に3年かかることも。
完璧を期しても厳しい基準でNGが出る。
そこから学び、小さな違和感もすくい取る。
そこまでするのは、はく人の喜びが、
私たちの存在理由だからです。
細部
ワコールメンのマインドは、ネームタグにまで。
ゴムの縫い目が肌に直接あたらない、
柔らかな
ラムース素材のネームタグを
使用することもあるなど、
細部の繊細さには、よく驚かれます。小さくても、
ワコールメン独自の誇りが凝縮された部分です。

設計
「とびきり」を求めて、
設計の線は走り続ける。
人が着るものを、設計するということ。
「とびきり」を満たすまで、
パターンを1ミリ単位で考え抜くということ。
何度でも挫折し、何十回でも立ち上がること。
ただひとつの、正解をめざして。
知見
人間科学研究開発センター。
アパレルメーカーでありながら
科学の視点でものづくりを
研究するワコールは、
日本人の体型データを
約30年以上に
渡って収集しています。
その知見を集約したのが
オリジナルの「設計用ダミー」。
それが、さまざまな体型の男性に
フィットする秘密です。
精細
下着のデザインとは、曲線の世界。
細かい差まで見極める。
体にいちばん近い下着に、
誤差はいらない。
ほしいのはジャストフィットだけ。
日本人男性のための設計用ダミーをもとに、
理想のフォルムまでパターンを作りあげます。
粘り
ときには泥くさいほど、食い下がる。
快適な股はぎ。フロントのゆとり幅。
ニーズに合うゴムの仕様。布目の角度。すそ丈。
豊富な知識と情熱が、諦めない手を支えます。
総合力
素材と、設計。それが理想の形でかみ合ったとき、
ワコールメンの下着が、動き出す。
設計は、最適な素材の
選別が絶対。
さらに工程まで、多角的に正解を導くもの。
ワコールメンは開発・設計、技術チームの
距離が近く、
迅速にアイデアを出し合い
現場で試行錯誤することで、
よりよい品質と発想を可能にしています。

縫製
身につけるすべての人に、同じ感動を。
行き届くのは、ワンチームだから。
適正な品質で量産する。
ワコールメンは、開発・技術・工場が
しっかりと連携。
情熱とこだわりが、最後の一針まで貫ける。
技術
目指すのは、全商品の高品質。
始発の理想を、肌にふれる、終点まで。
たとえば高級感を味わってもらいたい1枚は
とくに美しい縫製に、
デリケートな箇所はフラットな縫製にすることも。
まるで表現ごと絵の具を変えるように、縫製も自在。
繊細な表現ほど難易度は高い。
発想と技術がぶつかり磨き合う、
それがワコールメンの技術です。
工夫
「縫製が困難だ、デザインを変えられないか」。
高みを目指すゆえのせめぎ合い。
でもそこにこそ工夫と発想が生まれる。
だから、開発・技術・工場はとりわけ密に連絡を取り、
パタンナーが現場に足を運ぶことも。
最後の工程の1人まで、ものづくりの力です。
多彩
近づけて、⾒てみたくなる縫製。
ワコールメンの縫製は、機能、肌あたり、
素材との相性、
⾵合い、デザイン、耐久性まで
考え抜き、
全商品で同じ感動を⽬指す
チーム全員の、情熱の最終形。
商品やデザイン、パーツによって多彩な技術を
施しています。
ぜひ⼀度、⾒⽐べてみてください。
改良
モノはできた。でも、さらに一歩。
そこからの最終調整こそが、縫製の、真骨頂。
完成しても、ワコールメンの下着のゴールは、
まだ来ません。
完成品の着用試験で問題があれば、
パターンの変更や、縫製糸の
選定から調整。
気の遠くなる過程を経てようやく完成した1枚も、
ひとつも妥協しない。
全員の覚悟の強さ、それは品質の強さです。

検証
下着は、人を幸せにできる。
想いは、あなたと未来へ続く。
私たちの品質への誇りは、揺るがない。
実際に男性たちが使って洗って、耐久性、
使い勝手、縮みから質感変化までを検証。
重ねる試行錯誤が、
実感が、裏打ちしていく。
実証
女性下着メーカーゆえの繊細な基準と豊富な素材に、
科学が裏打ちする設計、妥協なき縫製技術。
そして最後が、人。使用想定シーンに合わせて
モニターで行う、
完成品の着用試験です。
ダメなら3年費やすこともある、
最後にして絶対の関門です。
リアル
ズレにくい。快適。気持ちいい。
実際に確かめることで、「本物」に。
暑さ・寒さ対策アイテムなら、その季節に。
自転車ユーザーなど、愛用を見込める
ジャンルがあればそこに合う人に。
モニターを通して検証し、
微細な変化も見逃さず改良します。
真価
着用試験では、風合いとフィットの両立維持を
厳しく確認。
使用によってケバや変色が
発生しないか、
サイズ変化が起きないか。
いくら高機能でも硬化したり、
フィットが理想的でも劣化が早ければやり直し。
使うほど愛せる、それが持つべき価値だと信じて。
未来
ワコールメンのものづくりに、終わりはない。
より心地よく、自分らしく。
2013年、男性下着への価値観が
変わり始めたと同時に生まれたワコールメンは、
今も最新のニーズを収集し、
新商品を開発しています。
私たちの挑戦は続きます。