文化服装学院

文化服装学院 × 株式会社ワコール

文化服装学院 服装科 × ワコール

ワコールの目標は「世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する」ことです。日々の活動の中で、ワコールの伝え続けていきたい下着文化と、若い女性とのコミュニケーションの接点を常に探っています。

今年で2年目となる文化服装学院服装科との学園祭コラボ企画は、「若者世代へ下着文化の伝達の一役を担ってもらう」という目的でスタートしました。大学生の運営メンバーは昨年の倍(20名)に増え、ワコール広報宣伝部の啓発ワーキンググループメンバーと一緒に実施しました。

採寸実習や下着制作ははじめて行う大学生の運営メンバーがほとんどでした。「下着の役割・重要性・機能」への理解を深めていただくため、大学生の運営メンバーにはカラダにぴったり合った下着選びができるようワコール社員からの採寸実習や商品の魅力やものづくりについて知っていただく見学や体験などを行っていただきました。そして、8つのチームに分かれ「東京・京都」をテーマに下着デザインから制作までを行い、来場者による人気投票を実施しました。

今年度はテーマに沿った作品づくりを行うことで「服装科×ワコール」の学園祭コラボ企画は昨年よりパワーアップした形で実現しました。

REPORT

2016年7月25日(月)

キックオフミーティング(メンバー顔合わせ&半日ワークショップ)

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下着セミナー

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講師は運営メンバーの先輩である社員が担当

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スタディオファイブの見学

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初めての採寸練習

コラボ企画は参加される学生さん同士も初顔合わせのため、この日はみな緊張した雰囲気からスタートしました。

学生には事前課題としてブラジャーの解体作業お願いしました。これは次に行うブラジャーのデザインや制作がスムーズに行えるようにするためでワコールが学生に各1枚ブラジャーを提供しました。解体を初めて行った学生は予想以上のパーツの多さやワコールの縫製にとても驚いていました。

そのほか、ワコール講師による下着セミナーやスタディオファイブのセミナーと見学、採寸練習を行いました。とくにスタディオファイブの話は運営メンバーの先輩である社員が講師を担当しました。講師は後輩のためにいつも以上にスタディオファイブの魅力やものづくりについて熱く語りかけていました。学生はスタディオファイブの魅力に終始目がキラキラと輝いていられました。

2016年11月3日(木)~5日(土)

コラボ企画当日

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当日の様子

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左) 人気投票で1位の作品
右) 男性人気の作品

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パネル展示

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3日間の来場者は約2000名、うち採寸実施は48名、セミナー受講者は138名と大変多くの方にお越しいただきました。

学生は服装科ではあるが、下着の制作や下着知識がない学生がほとんどでした。そのためパターンや生地選び、縫製など予想以上に難しく大変だったと応える学生が多かったです。ただその分、「作品が仕上がったときは勉強になった」「貴重経験になった」「下着に興味がわいてきた」などそれぞれにやり甲斐や貴重な体験だったと感じた学生が多かったようでした。また作品の人気投票は、投票を不安に感じる学生もいましたが票が伸びることや来場者からの声で喜びや自信を感じられていた学生が印象的でした。

日ごろ下着はデザインで選んでいた学生も、下着制作をきっかけに下着選びや採寸の大切さなどに個々に変化があったようです。学生には制作をはじめ難しいことも多いようでしたが、下着を通じて学生自身が成長を実感できるいい企画であったと感じました。