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京都産業大学「O/OCF-PBL(On/Off Campus Fusion-Project Based Learning)」 × 株式会社ワコール

2016年度の取り組みに続き、2017年度も京都産業大学の課題解決型プログラム「O/OCF-PBL」と協業し、学生のキャリア形成支援に向けた取り組みを進めました。

提供した課題は、「大学生が下着に興味を持ってもらうには、どうしたらよいか?」としたうえで、下着に関心を持っている学生の皆さんが少ないといった課題に対し、同世代の人たちにその大切さを伝え、興味を持ってもらうための方策を提案、実施していただきました。

REPORT

2017年4月17日

課題概要の説明、下着の大切さに関する講義

ワコールのボディアドバイザーから、下着の大切さについて講義を行う

ワコールのボディアドバイザーから、下着の大切さについて講義を行う

2017年5月17日

下着の歴史やワコール企業理念を学ぶため、本社を訪問

ワコール本社1階にあるミュージアムを見学

ワコール本社1階にあるサロンとミュージアムを見学

ワコールの目標「世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する」こと、現状把握に向けたアンケート実施の方向性を共有しました。

2017年6月8日

中間発表

中間報告の様子

中間報告の様子

当初立てた仮説とアンケートの実施結果をもとに、3つのグループで施策の検討を行うことになりました。
合わせて、ワコールと産学連携の取り組みを行っている京都精華大学への訪問、四条河原町の店舗調査等を行いました。

2017年9月8日

最終成果報告会

前夜まで発表内容について検討を重ね、全員が一丸となって発表した報告会

前夜まで発表内容について検討を重ね、全員が一丸となって発表した報告会

これまでの活動で得た情報やフィールドワークを通じ、SNSの活用、セミナー、ミステリーショッパー等の施策を発表しました。

発表後、メンバーで記念撮影

発表後、メンバーで記念撮影

11月の神山祭におけるブース出展、就活セミナーについて、実施に向けた検討を進めることとしました。

≪メンバーのコメント≫
私たちのグループは失敗と試行錯誤の繰り返しでしたが、その状況を把握し、話し合いを重ねるにつれて、徐々に考え方や視野が広くなりました。同時にチーム全体の活動も、スムーズかつ意欲的に進んでいきました。最終成果報告会に至る過程では議論の末、メンバー全員が自分の持っている力以上のものを発揮でき、満足いく報告会が実施できました。
このチームで約半年間活動ができ、嬉しさでいっぱいです。ワコールクラスで活動したこの経験を今後どのような場面で活かすことができるのか、期待を膨らませています。
また、一つの課題に対して「どのような仮説を立てるのか」が、社会に出ても必要になると実感できました。仮説の立て方や活動での様々な考え方を、今後活用していきたいと思います。

2017年11月3-5日

神山祭でのブース出展

ブース出店の様子/部展大賞で受賞した装飾賞の賞状

神山祭では下着を知ることの楽しさを伝えるため、クイズを掲示した迷路と下着の展示を行うブースを出展しました。
来場者の方々に楽しかったという評価をいただくとともに、部展大賞という表彰では装飾賞を受賞することができました。

2017年11月10日・14日

女子学生向け就活セミナーの実施

ワコールのボディアドバイザーによるセミナーの様子

ワコールのボディアドバイザーによるセミナーの様子

就活セミナーにて、「印象管理」を題材としたセミナーを実施しました。参加した女子学生の反応も良く、課題解決に向け、「下着を身近に感じてもらう」ことにつなげられたと思います。

2017年12月27日

企業担当者へ向けたプレゼンテーションの実施

ワコール本社におけるプレゼンテーションの様子

ワコール本社におけるプレゼンテーションの様子

提案いただいた各施策のなかで、中長期的な検討が必要な施策については、学生が自発的にプレゼンテーションを行いました。企業側が懸念するポイント等を共有したうえで、引き続き施策の検討を進めていきたいと思います。

≪ワコール担当者のコメント≫
最初は進め方に戸惑いも見られましたが、アンケートの実施、実際の店舗訪問によるフィールドワーク、他大学へのヒアリング等、様々な調査を基に仮説を立て施策を立案したプロセスは、今後の社会人生活の中で充分活かせると思います。
プログラムの過程で、様々な苦労があったと思いますが、その中で学生皆さんの成長の跡を実感できました。 また、自発的に企業担当者へプレゼンテーションを行っていただいたことも、大変嬉しく感じています。 今回の経験を活かして、学生皆さんの更なる活躍を期待しています。