春夏秋冬の四季をさらに分割した「二十四節気」。移りゆく気候や気温、草花の生育、季節の行事…。こうした季節のものごとに囲まれて、私たちの暮らしや健康は成り立っています。
季節の流れとともに暮らすことは、自身をいたわり、養生*することにもつながります。
節気を意識して、少しだけ丁寧に暮らしてみませんか。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
「二十四節気」とは、中国発祥の季節の移り変わりを示す指標です。
古くから日本でも採用され、季節行事や暮らしの知恵も二十四節気にそって多く実践されています。
【りっとう】
暦の上では冬。11月7日頃からの「立冬」は、からだにとって「老化の始まりの時期」でもあります。
頻尿に始まり、残尿感や膀胱炎、ホルモンバランスのくずれに起因する肌荒れや生理不順など…。思いあたる人は、おなかに手を当てて、冷たくなっていないかのチェックを。冷えを感じたら、おなかや骨盤まわりをカイロで温めて、老化をくいとめましょう。
帰宅後に足湯でくつろいだり、簡単にできるお灸を足に使うのもおすすめ。お灸がなければ、ドライヤーでくるぶしをあたためてもOKです。
木枯らしや初雪の便りも届くこの時期、自分をいたわる温活でからだとこころをぽかぽかに。