春夏秋冬の四季をさらに分割した「二十四節気」。移りゆく気候や気温、草花の生育、季節の行事…。こうした季節のものごとに囲まれて、私たちの暮らしや健康は成り立っています。
季節の流れとともに暮らすことは、自身をいたわり、養生*することにもつながります。
節気を意識して、少しだけ丁寧に暮らしてみませんか。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
「二十四節気」とは、中国発祥の季節の移り変わりを示す指標です。
古くから日本でも採用され、季節行事や暮らしの知恵も二十四節気にそって多く実践されています。
【とうじ】
1年で最も夜が長い「冬至」は、12月22日頃から。
ゆず湯に入る昔からの習慣は、からだをあたため、かぜを予防するためにも、ぜひ実践したいものです。
とはいえ、寒さと体力低下でやる気が出ないこともあるでしょう。夜が長いこの時期、東洋医学でいう「隠」が強く「陽」が不足することが起因しています。気持ちがついていかなくても、まわりと比べて「頑張れない」と落ち込む必要はありません。日常で階段を使うなどして、無理ない範囲で体力と気力を回復させて。
運動不足と体力ダウンは、免疫力の低下を招きます。健康な状態で新年を迎えるためにも、早めに準備を始めましょう!