春夏秋冬の四季をさらに分割した「二十四節気」。移りゆく気候や気温、草花の生育、季節の行事…。こうした季節のものごとに囲まれて、私たちの暮らしや健康は成り立っています。
季節の流れとともに暮らすことは、自身をいたわり、養生*することにもつながります。
節気を意識して、少しだけ丁寧に暮らしてみませんか。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
「二十四節気」とは、中国発祥の季節の移り変わりを示す指標です。
古くから日本でも採用され、季節行事や暮らしの知恵も二十四節気にそって多く実践されています。
【かんろ】
草木に冷たい露(つゆ)が降り始めるとき、10月8日頃からの節気です。秋の長雨が終わって秋晴れの日が増えるので、屋外での気持ちいい時間を楽しみましょう。
果物も魚介類も旬を迎えるのはうれしいけれど、食べ過ぎにはくれぐれも注意を。外での運動も食事も、「ほどほど」にとどめるのが、からだのためにはいいようです。
朝晩の冷えからからだを守るため、毛布やパジャマを冬ものに変えるとき。同時に、心のケアのために日記をつけ始めてみてはいかがでしょう。
できごとだけでなく、感情や事実を書き出し、客観的に自分を見ることができれば、くよくよすることも減るはずですよ。