タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
秋が始まる9月は、こころが前向きになりいろいろなことに興味がわく時期です。
しかし、Airタイプさんは、生活リズムの影響を受けやすいことから周りに比べて幸福感や達成感があまり得られていないかもしれません。
幸福感は脳内モルヒネという脳内物質の量と関係していますが、生成のためには原料となるアミノ酸やタンパク質が色々と必要です。
しらすや鰹節、豆類、牛乳やほうれん草など、脳内モルヒネの合成に必要な物質が含まれた食材を摂りましょう。幸福感とともに秋の始まりを感じてくださいね。
9月は秋の中盤で、秋に感じる充実感が心地よく続いています。
ですが、中盤になるにつれ、高揚感が次第に薄れていき、さみしさを感じることがあるかもしれません。
高揚感は、オキシトシンというホルモンが影響しており、オキシトシンが低下すると、幸せな気分が半減します。
オキシトシンを増やすためには、人との会話やスキンシップ、猫や犬の動画を見たり、やわらかいものを触ったりすることが効果的。
1日にわずかな時間でも、このような時間を設けることで、幸せな気分を味わってくださいね。
‟どこか寂しさも感じる秋。
幸せホルモンをたくさん出して充実感を高める。”
9月のおすすめ食材は、すだちです。
秋は肺の調子を崩しやすい季節。すだちは、肺を潤し、喉の乾燥からも守ってくれる効果も。
カリウムが多く含まれていて、塩分排出の働きもあるので味噌汁や焼き魚など塩分が多めの和食にさっと絞っていただきましょう。ビタミンC補給にもなりますよ。
また、この時期旬の栗もおすすめ。栄養バランスも良く、胃腸の機能も高め、筋肉を丈夫にするといわれています。
栗の渋皮には、抗酸化作用のあるタンニンを含むので、すべて取り去らずに皮を残して調理するのもいいでしょう。
‟すだちの香りで食欲不振や消化不良を解消。
さっと絞って和食を美味しく。”
秋は今までの成果が目に見えて形になる充実した季節です。
同時に、美味しいものについ目移りしてしまい、食生活も乱れがちな時期でもあります。
暴飲暴食は、内臓へ大きな負担をかけてしまいます。疲れた内臓機能を改善するのにおすすめなのは、骨盤周りの筋肉トレーニング。
骨盤には、消化吸収を行う腸もあるので、腸の働きを良くするためにも骨盤周りの筋肉をほぐすと共に、体幹をしっかりと動かすことで、筋肉を鍛えるようにしましょう。
骨盤周りの筋肉は、呼吸でも鍛えることができますよ。
息を吐くときに下腹部を凹ませるように意識することがポイントです。ぜひやってみてくださいね。
‟内臓に負担がかかる秋の暴飲暴食。
骨盤周りの筋肉を鍛えて、内臓機能を高めて。”