タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
秋が深まる10月は、朝晩の気温変化が激しく、体調コントロールが難しい季節です。
体力と活動量のバランスを崩しがちなWaterタイプさんは、疲れやすく何をするのも面倒だと感じていませんか?
適度な運動で体力をつけて免疫力をあげていきましょう。おすすめは、手足の指を動かす運動。
手足の指をグーチョキパーにしたり、床に敷いたタオルを指でつかむタオルギャザーやビー玉つかみなどを1日20~30回程度を目安に行ってみましょう。
下肢の循環や脳の活性にも効果的です。
10月は秋の終わりです。秋の始まりに感じられた高揚感はだんだんと薄れてきて、もの悲しさを感じやすい時期です。
溜まってしまった疲れからついつい食べ過ぎてしまったりと、体重増加が気になる頃でもあります。
この時期、ダイエットとリフレッシュをかねておすすめしたいのが森林浴です。豊かな自然を眺めながら少し息が上がる程度に早歩きをしてみましょう。
有酸素運動は、脂肪を燃焼させると同時に、新鮮な空気をたくさん吸い込むことで脳もリフレッシュさせてくれます。週に1回でも、自然のある場所でからだを動かしましょう。
‟少し息が上がるくらいの早歩きが、脂肪燃焼のカギ。
森林浴でこころもリフレッシュ。”
10月のおすすめ食材は、かぶです。
消化不良や便秘を解消するかぶは、イライラして頭にのぼった気を下げてこころを安定させる作用があります。
皮を厚く剥いて残った身を薄切りにし、塩で水分を出して洗い、昆布と甘酢漬けにしても美味しくいただけます。
葉は、ビタミンやミネラル、カルシウムも豊富なので、捨てずに煮浸しにするのもおすすめ。
また、この時期に収穫される新米は、おなかをあたため、消化吸収を円滑にし、ストレスを緩和する働きがあります。
疲れやすい人や、食欲がない人はお粥にすると情緒も安定し過ごしやすくなりますよ。
‟便秘の解消にはかぶがおすすめ。
葉っぱも捨てずに美味しくいただきましょう。”
秋は今までの成果が目に見えて形になる充実の季節です。
Waterタイプさんは、冬に向けて筋力をつけるとともに、代謝を上げることで基礎体温をあげるような準備を行いましょう。
筋力をつけるためには、胸まわりの筋肉をゆるめながら、大きな動きを意識したトレーニングをすることが効果的です。
その際、呼吸を意識することが大切です。
呼吸が少し弾むくらいにすべての動きにリズムをつけて行うこと、呼吸は短く行うこと、そして強く吐くこと。これらを心がけるだけで運動の強度はぐんと高まり、全身の筋肉が鍛えられます。
‟大きな動きを意識した運動と、少し弾むくらいの呼吸で運動負荷をぐっと高めて◎”