多くの人が経験しているにもかかわらず、誰かに相談するのに抵抗があると感じる“尿もれ”。
ワコールが行った1500人アンケートによると、困りごとのトップ3は「下着がぬれる・汚れる・におう」という結果なりました。また回答者の半数以上が「話題にしにくい」「話したくない」との本音も。

尿もれのイメージとしては「買い物や旅行などで出かけるのが気が重い…」などのネガティブな意見もありますが、「出産後はよく経験すること」「仲間と話しているとみなさん経験しているので気持ちが楽になります」など、ポジティブになれるコメントも。
気になるみんなの本音、さっそく探ってみましょう。

尿もれに対処したいなら、まずは尿もれが起こる正しい知識を学んでいきましょう。産婦人科医・高尾美穂先生によると、尿もれにはおなかに腹圧がかかったときについもれてしまう「腹圧性尿失禁」と、尿がたまっていないのに膀胱が過剰に収縮する「切迫性尿失禁」の二つがあるそうです。
また、骨盤内にある臓器を支え正しい位置に保つ筋肉「骨盤底筋」へのダメージや、肥満も尿もれの原因になるのだとか。
尿もれが起こるからだのメカニズムを理解したうえで、記事ではすぐにできる身近な対処法もレクチャーしています。

外出先でつい力んだ瞬間や子どもをだっこした瞬間に尿もれしてドキッとした経験はありませんか。誰にも気づかれないようにずっと気を張っているのも疲れてしまいますよね。
そんな日々の不安を人知れずやわらげてくれるのが、軽失禁対応アイテム。手持ちのショーツに装着でき、洗って繰り返し使える軽失禁用のショーツパッドや、水分の透過を防ぐ防水布を使用した軽失禁対応タイプのショーツなどです。

「外出中はいつもハラハラして落ち着かない」とお悩みの方は、頼れるアイテムを取り入れてみてはいかがでしょう。

産婦人科医・高尾美穂先生によると、尿もれ防止の要となるのは、骨盤底筋のトレーニングなのだとか。
骨盤底筋のトレーニング方法としては、直接筋肉に働きかける方法が一般的です。立って行うトレーニングや座って行うトレーニングのほか、より難しくないやり方として間接的に骨盤底筋に刺激を与える方法などを紹介しています。どれも思いついたときにできる手軽なものでおすすめです。
日常生活を変えずに楽しく年齢を重ねるためにも、骨盤底筋とその周辺の筋肉を鍛える習慣を身につけてはいかがでしょうか。

尿もれは、20代、30代といった若い世代の間でも密かな困りごとになっているそうです。尿もれの仕組みを検証し、尿もれ軽減のためにひとつひとつ難題をクリアしながら完成させたショーツがあるのをご存知でしょうか。
尿もれには骨盤底筋群のゆるみが関係しているとの情報をヒントに開発された「骨盤底筋サポートショーツ」です。画期的なショーツが完成するまでの開発ストーリーを担当者に聞きました。