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産後ママに伝えたい“無理せずに、自分らしく”。「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」モニター座談会

気軽にはけて楽なはきごこちでありながら、産後さまざまな悩みを持つママたちに寄り添うワコール_マタニティ「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」が登場。ホックやファスナーがないので、ガードルをはき慣れない人も抵抗なく使えそうです。

今回は「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」の試着モニターをつとめたワコールで働くママ3人による座談会を開催!前半では実際に着用して感じた感想や着ごこち、「もっとこうだとうれしい!」ことについて語ってもらい、後半は、商品の企画から開発にいたるまでの背景を開発担当者に聞きました。

からだや生活の変化の大きさを実感。下着選びがますます大事に!

撮影/Asuka Sasaki

___今日はよろしくおねがいします。みなさん、出産、そして産後の生活はいかがですか?

撮影/Asuka Sasaki

Sさん:とにかく体力が持たない。夜間の授乳で寝不足が続いて、日中も頭がぼんやりしているような状態でした。

Kさん:私は帝王切開での出産になりました。帝王切開の傷の回復が遅かったことと寝不足と……。ホルモンの変化によるものと思われる肌荒れや関節痛なども。

Tさん:私もホルモンバランスの変化なのか抱っこのし過ぎによるものなのか、腱鞘炎になったりしました。

Kさん:赤ちゃんのお世話が忙しいというイメージはしていましたが、1日に何回も時計を見ることになるとは思ってなかったです。授乳やミルクのタイミング、おむつ替え、睡眠と……。自分のことは後回しという感じでした。

Sさん:近所に買い物などに出かけるようになってからも、ちょっとしたお出かけが大イベントという感じ!自分と子どもの準備、そして体調などすべて整わないと出発できないので、大変でした。

Tさん:自分の体型のことでいうと、帝王切開で傷の痛みもあり、おなかに力を入れないようにしていたのもあって、いざというときに腹筋がうまく使えず、おなかが出たまま……。

Sさん:私も、おなかがなかなかへこまず、気になりました。でも、締めることも苦しく感じて、タイトにフィットするようなタイプの洋服や下着は避けていました。

Kさん:確かに。横になったり、座ったり、立ったりする動作が1日に何回もあるので、横になったときにもラクな下着がいいですね。

おなかもラクで、「ガードル」に慣れていない人にもおすすめの着ごこち

撮影/Asuka Sasaki

___これまで経験したことのない部位に痛みや不調を感じたり、自分のための時間がとれなかったり……。からだや生活が大きく変化したことで、着用する下着の選び方がふだんとはかなり変わったようですね

Kさん:私、ブラはワコール「ゴコチ」のマタニティ用を今でも着用しているんですけど、すごくラクで助かりました。産後1年くらい、帝王切開のあとが痛痒くなることがあったりしたので、下着の摩擦や刺激は今も気になるポイントです。

Sさん:しめつけ感が少なく、とにかくサポートしてほしい部位を支えてくれるものを、と思うようになりました。

Tさん:トイレに行くのも、子どもから目が離せなかったり、後追いしてきたりして、1秒を争うような感覚だった時期が。着脱に手間がかかるものはムリです!

___「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」は試着してみてどうでしたか?

Sさん:(産後骨盤サポートパンツは)多くの人に着用しやすい着ごこちではあると思います。誰でも着用しやすいんじゃないかなと。産後用ボトムですが、このままずっとはいてもいいんじゃないかって思っています。

Kさん:私もしめつけ感の少ない下着の選択肢が増えたのがいいな、と。

Tさん:私はもうちょっと、股関節周りのサポート感があるものが好みかな。骨盤ベルトを重ねて使用したいけど、それは手間なので、一体化されていたらいいのに、というのがさらなる要望です。

ワコール_マタニティ「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ(MZR385)」撮影/Asuka Sasaki

Kさん:お尻がしっかりホールドされてあげられている感覚はあります。なんだかシャキッとする感じ。おなかとかはすごくラクなんですけど。

Sさん:お尻の下をぎゅっと持たれてる感じですよね。安心感があります。

Tさん:産後にショーツ1枚ではなんとなく不安だけど、ボーンの入ったようなしっかりした着用感のガードルが苦手な方におすすめかな。

Kさん:デザインがシンプルなのもいいですよね。マタニティ用の下着も、ふだんの下着と同じように好みのデザインを選びたいですしね。

開発者も参加して盛り上がった、デザインや機能面いろいろ

西村 恵美(デザイナー)
撮影/Asuka Sasaki

ここで、「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」を開発したファミリーウェア商品営業部 商品企画課の西村さんも参加し、座談会は盛り上がりを見せます。

ファミリーウェア商品営業部 商品企画課 西村さん(以下、西村さん):シンプルでモダンなデザインは、デザイナーとしてこだわった部分なので、着ごこちだけではなくそこも評価いただいているのはうれしいです。

Sさん:気持ちよい着用感と自然な補整感で、洋服を選ばずに着られるっていうシンプルさはすごく重宝しますね。

Kさん:「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」は1枚で着用できるっていうのもメリットだと感じたのですが、みなさん1枚ではいているんですか?

西村さん:そうですね。マチもついてますので、ショーツをはかずに着用いただけます。ショーツの種類によっては重ねばきすることでお尻に段差ができてしまうことがあるので、気になる方には1枚ばきがおすすめです。

撮影/Asuka Sasaki

___試着アンケートでは、1枚ではくのに抵抗があるという方もいらっしゃいましたね

Sさん:マチの部分が白いから、汚れが目立ちやすいってところで気にする人はいそうです。

西村さん:実はそれ、あえて白くしているんですよ。1枚で着用されたときに、産後の体調変化がわかりやすいように。

Kさん:そうなんですか!

西村さん:裏マチ部分は、編み方の工夫もしていてべたつきが少なく、さらりとしたはきごこちなので、気持ちよくはいていただけますよ。それに、汚れが落ちやすい加工も施しているので、お手入れが簡単です。洗濯機でのお洗濯も可能ですが、面ファスナーがほかの衣類に当たらないように、面ファスナーは留めて、洗濯ネットに入れて洗ってくださいね。

産後も、ラクに過ごせて、自分らしい「自然な美しさ」をサポートする

撮影/Asuka Sasaki

座談会のあとは、西村さんに商品のコンセプトやほかの商品との違いなど、更にお話をうかがいました。

___「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」は、産後ママのどのようなお悩みに対応したものですか?

西村さん:まず、ママたちの価値観やライフスタイルがすごく変わってきました。産後のガードルは、着用感がしっかりとしたものがよく検索されたり売れたりしていたんですが、最近は「しんどくて苦手」「ガードルをはいたことがない」という方も増えてきました。産後の体型はととのえたいけれど、楽でいたいというか。まわりの方との比較をしたり、「かっこよく美しく戻す」ために無理をするのではなく、自分らしい美しさを求めるようになってきたんですね。

ただ、産後は骨盤まわりの緩みを感じる方も多く、 そういうところはきちんとサポートしたいと考えています。ハードでしっかりと引き締めるタイプではないので、ガードルといわず「お悩みに寄り添ったパンツ」という意味合いや、サポートのパワーがガードルとは違ってラクなので「サポートパンツ」というカテゴリーにしています。

ワコール_マタニティ「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ(MZR385)
撮影/Asuka Sasaki

___どのあたりにこだわりがありますか?

西村さん:やはり、腰からおなかにかけての「面ファスナー」を使ったベルト部分のダブルパワー構造でしょうか。金属のファスナーやホックを使わず、面ファスナーとベルトで柔らかくおなかをととえることができます。そもそも、腹部をととえるための構造を開閉して調整できる下着は、他にあまりありません。スルッとはいたあとベルトでしめられるので、着脱もラクですし、好みに合わせてサポート感を変えられるところがポイントです。お子様がグズっているときや、外出先のトイレでもサッとはけるので便利ですよ。
それと、肌あたりのやさしさにはこだわっています。産後は授乳や赤ちゃんの抱っこなどで下半身に負担がかかりがちなので、腰や骨盤部分はしっかりとサポートして、接着技術で縫い目を少なくすることで肌あたりはやさしくしているんですよ。更に、おなか部分の肌側も縫い目を少なくして、デリケートな産後にスタートしやすいように工夫しています。

ソフトな素材でもサポートはばっちり。腰と骨盤を支える着用のコツ

撮影/Asuka Sasaki

___従来の産後ガードルと違って素材もソフトですが、はき方のコツはありますか?

西村さん:ヒップ部分は、パンツとお尻のあいだに手を入れて、お肉を寄せてからはいていただくと、きれいに収めることができます。お肉をスムージングすることで、ヒップアップも感じてもらえると思います。あとは、好みのホールド感になるようにベルトを調整してもらえるといいですね。

___ベルトは全面的に面ファスナーで密着するわけでなく、座ったときに隙間が開くようになっているんですね

西村さん:隙間が開く設計にすることで、座ったりしゃがんだりしやすくなっています。育児が始まると授乳やおむつ替えの時に座る姿勢が増えるので、モニターの方たちも口をそろえて「座ったときがすごくラク」とおっしゃっていましたね。立体裁断をしているので、足さばきもラクになっています。立っているときは、逆にしっかりととえてくれるので、おなかのラインもスッキリ見えますよ。

___動いたり座ったりする動作の多いママの生活も考えて、ムリせず美しいシルエットにととのえることができるということですね

撮影/Asuka Sasaki

西村さん:そうですね。からだの健康はこころの健康につながると考えています。「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」を通じて「無理せずに、自分らしく。まわりの目を気にしたり、無理してがんばらなくていいんだよ」というメッセージを伝えて、すべてのママたちに寄り添うような商品づくりを今後もしていけたらと思います。

無理をせず、自分にとってのここちよさを大切にしたいと考える人が増えているこの頃。出産や育児においては、男性の育休取得が少しずつ進んだり、出産後に職場復帰する女性も多いといった状況もあります。
そんな今どきのママの声をもとに開発された「サッとはける、産後骨盤サポートパンツ」。産後すぐのママだけでなく、子育て中のママのサポート役にもなりそうです。

西村恵美
第1ブランド ファミリーウェア商品営業部 商品企画課
1983年に入社し、ワコールブランドデザイン課 ランジェリーデザインを担当。出産後、1995年ファミリーウェア営業部に。マタニティインナーを中心に、デザイン・機能開発を行う。現在は、マタニティインナー・チーフ・デザイナーを担当。