16歳でも生理がないのは異常？

生理が始まる年齢は、11～13歳が平均。医学的には15歳～18歳の間に生理が始まるのを「遅発初経」といいます。18歳になってもまだ生理が始まらないと、「原発性無月経」といいます。生理は個人差が大きいのです。またダイエットをしていたり、受験や人間関係で精神的なストレスが大きかったり、激しいスポーツをしていたりしても、生理が遅れることがあります。

心配しすぎるのはよくありませんが、16歳過ぎて初経がない場合は、これまでのかかりつけの小児科医、または、これを機に婦人科で調べてもらってもいいかもしれませんね。ホルモンの分泌がどうなっているか、子宮や卵巣の働きはうまくいっているか、これから一生お付き合いする自分のからだのことを知っておくと安心です。生活を見直すきっかけにもなります。

婦人科での診察は、腟の様子を診る内診や、子宮や卵巣の状態を診る超音波検査で行います。診察には少し抵抗があるかもしれませんが、そんなときは他の方法や配慮をしてくれるところもありますから、お医者さんに相談してみてください。

婦人科のお医者さんは、女性のからだの専門家です。女性の人生は、生理と切り離して考えることはできないので、かかりつけの婦人科の先生を見つけておくと、今後もとても頼りになりますよ。

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