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2018.08.24

若手女性作家グループ展シリーズ Ascending Art Annual Vol.2 まつり、まつる 開催のお知らせ

ミレニアル世代4 作家が捉える、スマート社会における「まつり」

ワコールスタディホール京都は、若手女性アーティストを中心に紹介する展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」を2018年10月4日(木)-11月24日(土)まで開催いたします。
第2回目のテーマは「まつり、まつる」。「祭り」、「奉り」、「祀り」、「政り」、「纏り」など、さまざまに表される「まつり」は、神を祀る(まつらう)から派生し、祈祷・祝祭はもとより、政治や衣服、そして関係性を尊ぶなど多様な意味を持ちます。
産業を取り巻く構造が変化し、土地や慣習に暮らしが縛られない現在。アーティストたちは、祭礼や偶像崇拝、文様などに向き合い、場と時と人々を独自の手法でつなぎ直そうと試みています。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など便利さが優先される時代に、あえて不合理な営みを取り入れ、共感や興奮、畏怖、時に反発などの感情を生み出す「まつり」は、新たな共同体の維持装置になりえるのでしょうか。
本展では、フィールドワークやリサーチに基づき、メディアアートや彫刻、写真、陶磁器など、それぞれの技法で作品を制作する、市原えつこ、久保寛子、スクリプカリウ落合安奈、桝本佳子の4組を紹介。
私たちの足元にある文化を紐解き、歴史と対話しながらも、既存の枠組みにとらわれない発想と柔軟な切り口から生まれる作品の数々、アーティストたちの試みの先に広がる、現代社会における「まつり」の可能性をぜひお愉しみください。


■プロフィール
市原えつこ Etsuko Ichihara
1988年愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。
日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。大根が艶めかしく喘ぐデバイス『セクハラ・インターフェース』で注目を浴びる。故人と49日間を共生できるロボット『デジタルシャーマン・プロジェクト』で第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞を受賞。主な個展に、「エマージェンシーズ! 030 市原えつこ『デジタル・シャーマニズム̶̶日本の弔いと祝祭』 」(2016,NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])など。
http://etsuko-ichihara.com

久保寛子 Hiroko Kubo
1987年広島県生まれ。テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。
先史芸術や民族芸術、文化人類学の学説のリサーチをベースに、身の回りの素材を用いて、農耕と芸術の関係をテーマに作品を制作する。2017年に六甲ミーツアートにて大賞を受賞。主な個展に、「ブリコラージュの女神」(2017,ギャラリーG)、「現代農耕文化の仮面」(2013,広島芸術センター)、主なグループ展に「オソレイズム」(2016,はじまりの美術館)、「瀬戸内国際芸術祭2016」(2016,小豆島三都半島)など。
http://hirokokubo.com

スクリプカリウ落合安奈 Ana Scripcariu-Ochiai
1992年埼玉県生まれ。2016年東京藝術大学美術学部絵画科油絵専攻を首席で卒業。現在、同大学大学院美術研究科修士過程グローバルアートプラクティス専攻在籍。写真や映像、インスタレーションなどの技法を用い、祭礼、儀礼、信仰についてのリサーチをもとにした作品を制作する。主な個展に、「trance」(2017,Bambinart Gallery)、「Intersect」(2017,634展示室)。主なグループ展に、「逗子アートフェスティバル」(2017,逗子市内各所)「インヴィジブル:二重螺旋のあいだ」(2016,シャンボール城,フランス)、「国際交流作品展2016 International Exchange Exhibition」(2016,大邱大学,韓国)など。
http://ochiaiana.wixsite.com/anaso

桝本佳子 Keiko Masumoto
1982年兵庫県生まれ。2007年京都市立芸術大学大学院修士課程陶磁器専攻修了。日本の陶芸における器と装飾の主と従の関係をテーマに、独創的でユーモアのある作品で知られる。2008年東京ミッドタウンアワードアートコンペ準グランプリ、2009年京展彫刻部門館長奨励賞、トーキョーワンダーウォール立体・インスタレーション部門大賞を受賞。主な個展に、「美術の中のかたち-手で見る造形『桝本佳子展 やきもの変化』」(2011,兵庫県立美術館)、「特別展とびだす/うつわ『桝本佳子の世界』」(2014,たつの市立龍野歴史文化資料館)、主なグループ展に、 「現代工芸への視点『装飾の力』」(2009,東京国立近代美術館工芸館)など。
http://keikomasumoto.main.jp

■開催概要
若手女性作家グループ展シリーズ Ascending Art Annual Vol.2 「まつり、まつる」

会 期 2018年10月4日(木)-11月24日(土) 火曜~金曜 10:00-20:00/土曜 10:00-17:30
休 廊 日曜・月曜・祝日
会 場 ワコールスタディホール京都 ギャラリー
入 場 無料
URL https://www.wacoal.jp/studyhall/gallery/event/article86217

お問い合わせ 075-556-0236
お問い合わせ受付時間 火曜~金曜 9:30 - 17:00(年末年始・祝日をのぞく)
主 催 ワコールスタディホール京都
企画協力 スパイラル/株式会社ワコールアートセンター

本展は2018年7月19日(木)-8月5日(日)に東京・青山にある複合文化施設「スパイラル」にて開催された、Ascending Art Annual Vol.2 「まつり、まつる」(主催:株式会社ワコールアートセンター)を再構成したものです。

【オープニングレセプション】
日 時 2018年10月3日(水)19:00-20:30
会 場 ワコールスタディホール京都
出展作家を迎えたレセプションを開催します。

■「Ascending Art Annual」について
今後の活躍が期待される若手女性アーティストを中心に紹介、発信していく展覧会シリーズです。
展覧会を通じ、現代を生きる女性の美に対する感性の向上に貢献し、株式会社ワコールが掲げる「女性共感企業」の実現に寄与します。

■ワコールスタディホール京都とは
美的好奇心をあそぶ、みらいの学び場「WACOAL STUDYHALL KYOTO(ワコールスタディホール京都)」。

株式会社ワコールが、2016 年10 月にオープンした、美的好奇心をあそぶ、みらいの学び場「WACOAL STUDYHALL KYOTO ( ワコールスタディホール京都)」とは、ワコールがこれまで培ってきたノウハウやネットワークを基に、講師のもとに学ぶ「スクール(※1)」と、自主学習や書籍を閲覧できる「ライブラリー・コワーキングスペース」をご用意し、" 美" に関する知識を身につけ、感性を磨きながら価値観を共有する場を提供しています。

「 スクール」では、自分に磨きをかけたい、人とつながりたいなど、向上心や学びの心を大切にする幅広い世代に向け、多角的に" 美" を学び、" 美" に触れる講座を実施。

「ライブラリー・コワーキングスペース」では、様々な角度から "美"に関する資料性の高い書籍を世界中から収集。知識の習得を目的に、より専門的な書籍を豊富に取り揃えます。また、選書はブックディレクターの幅允孝(はば よしたか)氏を起用し、本という情報ツールから新しいものを生み出すための環境作りを実現しました。書籍を閲覧するだけではなく、自主学習の場としても活用いただけます。

ワコールは、いつまでも女性の「美しくなりたい」という想いに寄り添うために、"美" を学ぶスクール&ライブラリーを創業の地・京都に設立し、"美的好奇心" のある女性を応援しています。

(※1)本スクールは、学校教育法上に定める正規の学校ではありません。

■WACOAL STUDYHALL KYOTO( ワコールスタディホール京都)ホームページ
https://www.wacoal.jp/studyhall/

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■ご掲載に関するお問い合わせ
株式会社ワコール 総合企画室 広報・宣伝部
ワコールスタディホール京都企画・運営課 三宅 j-miyake@wacoal.co.jp
〒601-8506 京都市南区西九条北ノ内町6ワコール新京都ビル1階
TEL 075-556-0236
ワコールスタディホール京都 WEB https://www.wacoal.jp/studyhall/

<講座の内容に関するお問い合わせ>
ワコールスタディホール京都
075-556-0236
お問い合わせ受付時間:火曜~金曜9:30 - 17:00(年末年始・祝日をのぞく)