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2021.09.24

2021年10月1日(金)ニュイ・ブランシュKYOTO 2021【ワコールスタディホール京都ギャラリー】

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10月1日(金曜日)は、現代アートの祭典【ニュイ・ブランシュKYOTO 2021】開催に伴い、ワコールスタディホール京都ギャラリーでの谷敷謙 「touch point」の展示を午後10時まで延長します。
さらにサテライト会場としてワコールが運営する一棟貸し切りの宿「京の温所 岡崎」での展示を一般公開します。(入場料:無料)


谷敷謙 「touch point」2021年10月1日(金) 開催時間


ワコールスタディホール京都 10:00~22:00(ライブラリー・コワーキングスペースは20:00まで) 会場へのアクセス>>
「京の温所 岡崎」 17:00~22:00 会場へのアクセス>> 

※「京の温所 岡崎」通常は1日1組のご宿泊者様のみがご鑑賞いただける空間ですが、10月1日(金)のみ一般のお客様に特別公開いたします。

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※ご来館時に展示室内が混雑していた場合は、しばらくギャラリーへの入室をお待ちいただくことがございます。予めご了承ください。
※開館状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館前に当館ウェブサイト等にて最新情報をご確認の上、お越しください。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う対応策についてはこちらから>>

<ニュイ・ブランシュKYOTOとは>
京都市の姉妹都市であるパリ市発祥の「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」に着想を得た、一夜限りの現代アートの祭典。
市内各所でアーティストによる展覧会や映像上映など、多彩なプログラムが同時進行で開催される。
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個展「touch point」によせて (谷敷 謙)
「私は木目込みというテキスタイルを埋め込む技法で制作をしています。
木目込みとは、今から300年前の日本の江戸時代に賀茂別雷神社の宮大工をしていた高橋忠重さんが柳筥を作った時の端材を利用して、削って作った人形が始まりです。
昨今、日本の家庭では、雛祭りに飾るお雛様が木目込み雛人形へとなっていきました。

身代わりの型を水で流し災厄を祓う風習だったものが、子供の枕元に人形を置いて穢れを移すことへと変わり、現在では飾る事で厄を祓う形へと変化してきたのが木目込み雛人形の成り立ちです。

このように木目込みという技法は、神への器から、親から子へ孫へと命を繋げる願いの器へと変化しているように私は感じます。

私はその願いが成就してることを証明するために、個人の型を作り、思い入れのある古着を頂き、木目込みをします。
存在証明が私の制作テーマで、当たり前のことですが、脈々と継承し、その時代毎の苦労はあるものの、ただ幸せに生きていること、その普通の日常に 測り難い力強さと美しさを感じます。

制作を通して、不思議と視覚以外の情報を感じることがあります。
それは香りだったり、汚れやダメージを通しての痕跡やクセだったり、型を通しての姿勢や形だったり、古着を通しての好みや質感だったりします。

今回の展示 touch pointはまだ会ってもいない方々の接点を作りたくて、ワコールスタディホール京都の協力のもと企画いたしました。
製作中に感じたその気づきに触れて感じて頂ける作品の展示になります。」

谷敷謙

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