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睡眠の法則

  • 毎日を充実させる睡眠の法則45

    ●睡眠の法則

    毎日を充実させる睡眠の法則45

寒くて起きられない

寒い朝でもすんなり起きられる方法とは


朝の気温が低くなり、
布団が恋しい季節になってきましたね。
冬になると、朝はなかなか起きられないという人は、
「気合いで起きる!」よりも、
もっとスマートに起きられる方法があります。

それは、深部体温リズムを使った方法です。
内臓の温度である深部体温は、
起きてから11時間後に最高になり、
22時間後に最低になるリズムがあります。

深部体温が上がるほど活動的になり、
下がるほど起きていられなくなります。

vol.45_寒くて起きられない
目覚めのタイミングは、
深部体温が最低になった2時間後。
これから体温が上がろうとしているタイミングなので、
この体温の上昇を助けられれば、
すんなり起きられます。

起床1時間前からタイマーで暖房をかける


そこで、眠る前に、タイマーを使って、
暖房が入る時間をセットしてみましょう。
目安は、いつも起きる時間の1時間前です。

起きる時間の1時間前から、
室温が上がり始めると、
深部体温も上がりやすくなります。

夏の朝に「部屋が暑くて起きてしまった」
という体験があると思います。
体温が上がってしまうと眠っていられないので、
この状況を意図的につくってしまうのです。

起きられたら、最初に温かい飲み物を口にしてみましょう。
温かい飲み物を飲めば、
直接、内臓の温度を上げることができます。
飲み物は何でも良いですが、
カフェインの影響を避けたい人は、
お白湯がおすすめです。

朝のランニング前にも体温を上げる


朝、ウォーキングやランニングをする、
という習慣がある人も多いです。

深部体温が、まだ低い朝の時間帯は、
からだにとっての負担も大きいです。
運動すると、からだが温まってきますが、
体温が低いうちから運動をする場合と、
体温が上がってから運動をする場合では、
後者の方がパフォーマンスが高く、
運動による減量などの効果も高まります。

そこで、温かい飲み物で、
深部体温を上げてから運動してみましょう。

からだに負担がかかる場面を、
ソフトに乗り越えられるように、
少しだけサポートする感じで、
朝の体温上昇を心がけてみましょう。

菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

イラスト/菅原洋平
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