vol.4-2 陶磁器デザイナー/陶板画作家SHOWKOさん

焼き物 × Trèfle 2

同じ京都の地で長年受け継がれたトラディショナルな遺伝子を持つ2つのブランド、
SIONE(シオネ) と ワコールのTrèfle(トレフル)
SHOWKOさんとTrèfleデザイナー 堀田 佳余の2人のクリエーター対談後編です。





(前編はこちら


堀田(以下 H):ご実家では代々、茶陶を継承されているんですか?



SHOWKO(以下 S):はい。曾祖父の代から本格的に作り始めたようです。
かつては壊れた焼き物を直す「焼きつぎ屋さん」でした。時代とともに変わり行き、お茶文化が根付く京都という土地柄やご縁もあって茶道具を作り始めるようになったようです。


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S:
最も古い茶陶に「楽焼」という焼き物があって、磁器のように高温で焼かず、焼き締まっていないので柔らかい感じがするのが特徴です。15代続くこの楽焼でも先代に忠実な代や、トリッキーな作品にチャレンジした代があったりするんです。世襲の家ならではの葛藤や努力と覚悟があったと思います。わたしも家業のせいか、作品から「どんな人だったのかな?」とその方のパーソナルにも想像を膨らませて見てしまいますね(笑)




H:伝統といってもやはり“個”であり“人”なんですね。






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S:ランジェリーのデザインをされるときはどうですか?




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H:トレフルは1977年にスタートした、ワコールで最も歴史のあるブランドのひとつなんですが、トラディショナルでありながら時代にフィットしていることも大切だと考えています。しかし、トレンドが「ミニマム」や「シンプル」であったとしてもトレフルの場合は単純に「=装飾を付けない」としてしまってはトレフルの培ってきた伝統には沿わない。
新しさって難しいですね、とても。伝統があるほど。下着は特に難しいと思います。





S:焼き物の世界で言うなら、伝統的な有田焼に新しい作風を作り出すような感覚かもしれないですね。







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S:
デザインしたランジェリーは長く愛用頂きたいと思われますか?



H:
長く愛して頂けることはデザイナーとして何よりうれしく思います。下着は身に着けてこそ良さを実感頂けるものなので、大事に取っておくよりはどんどん使っていただきたいのですが、体型やトレンドは常に変化していくので、その時々のこころとからだにフィットするものを使って頂きたいですね。



S:
私も同じ思いです。ご愛用頂いて、そのオーナーさんのもとで新たに育てていって頂きたいですよね。



H:
はい。その方の思いも宿して育てて頂ければ嬉しく思います。







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撮影場所:ワコールスタディホール京都

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SHOWKOさん/SIONEブランドデザイナー・陶板画作家

京都出身。330年続く京都の茶陶の窯元に生まれる。
佐賀での修行の後、2005年より自身の工房「SpringShow Studio」にて独特の技法での陶板画制作をはじめる。その後、デザイナーとして平面の構成・デザインに携わり、他業種の経験をもとに、プロダクトの可能性を探求。2009年10月同年ブランド「SIONE(シオネ)」を立ち上げる。2019年より河原尚子から「SHOWKO」に改名。SHOWKO名義としての陶板画制作、プロダクトデザイン、ブランディングや茶会などを通じて、現代に添ったもてなしの文化を創っている。

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Trèfle(トレフル)

宮廷文化が花ひらいたヨーロッパにおける、豪華で煌びやかな世界。
広大な敷地に建つ宮殿、完璧に整えられた庭園。
眩いシャンデリアのもとでは、華やかに装った人々の笑いさざめく声が満ちている。
その壮麗な美は、いまもなお女性たちを魅了し続けて。

夢のごとく豊かな輝き−美しさの芸術『トレフル』

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