すいみんコラム
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    毎日を充実させる睡眠の法則⑩

夜中にトイレに起きてしまうなら仙骨を温めて

睡眠と深く関係する自律神経とは


睡眠と自律神経は、密接な関係があります。
元気に活動しているときに働く交感神経と、
リラックスしているときに働く副交感神経が、
お互いにバランスをとっているのが自律神経の仕組みです。

昼間は交感神経も副交感神経も活動が高まり、
夜になって眠る時間になると活動が低下します。
ただ、交感神経の方が、この活動の上昇と低下の差が激しいので、
朝は交感神経が優位に働き、夜には副交感神経が優位に働きます。

この自律神経の働きをサポートすることが、
質のよい睡眠を得るためには大切です。

夜中にトイレで起きるなら仙骨を温めて


自律神経は背骨にそって、その神経が集まる神経節があります。
交感神経節は、背中のあたりにあり、
副交感神経節は、首と仙骨にあります。

仙骨とは、骨盤の真ん中にある逆三角形の骨です。
神経活動は温めると高まります。
眠る前に、仙骨を温めると、
副交感神経活動がサポートされて、すみやかに眠くなります。

もし、夜中にトイレで起きてしまうことがあったら、
就寝30分前に仙骨を温めてみましょう。

首仙骨を温める

トイレで目覚めてしまうのは、
睡眠中に交感神経活動が高まっているサインです。
交感神経活動は、本来は睡眠中には低下します。
しかし、気温が低かったり、昼間に緊張したり仕事が忙しいと、
夜眠る時間帯になっても交感神経活動が低下しません。

そのまま眠ると、腎臓交感神経の働きが高く、
尿をつくりすぎてしまうので、
その結果、トイレで起きてしまうのです。

そこで、仙骨を温めて副交感神経活動を助けることで、
交感神経活動を鎮めてみましょう。

温めるときは冷めるものを使おう


眠る前に仙骨を温めることが、質の良い睡眠には大切なのですが、
電気毛布や電気あんかなどを使って
ずっと温かい状態を保つのは避けましょう。

質の良い睡眠には、深部体温が急激に下がることが重要です。
からだの表面が温められると、汗をかいて放熱して、
深部体温は下がります。

しかし、ずっと温め続けていると、深部体温が下がることができずに、
深く眠れなくなってしまいます。
そこで、仙骨を温めるときには、
湯たんぽやレンジで温めるホットパックなど、
時間が経つと冷めるものを使いましょう。


菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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