肌に直接触れる下着、そこについてお話を伺うことで、今何が好きで、どう暮らしてきたのか、なども紐解くように自然と見えてきたりするもの。ミュージシャンであり、１児の母でもある坂本美雨さんに、下着を軸にお話を伺いました。
彼女の今まで、今、これから。



5回に渡ってお届けします。









--------------------ご自宅ではどんなスタイルで過ごしていますか？



家外限らず、冬はカシミアのニットが手放せません。とにかく安心するんです。カシミアニットは、毛玉やほつれなどが出来ると、外着から家用に。私はパジャマという概念がないので、自宅ではカシミアニットで過ごし、そのまま眠ります。家着と寝る服が同じ。素肌に直接カシミアニットを着ることで、気持ちのいい肌触りを肌で存分に楽しみます。


首元が詰まっている状態が苦手なので、基本はVネック。深めのVネックにはキャミソールを合わせたりします。美しいレースにざっくりとニットを羽織るというスタイルは昔から大好き。美しいレース、ピンク色のソックス、そういったちょっとしたディティールやスタイリングが、家時間をぐっと彩ってくれると思うんです。自分の心や身体が何を喜ぶのか、その声を聞き逃さずにいてあげたいなぁと最近より強く思うようになりました。







--------------------ボディケアのこだわりを教えてください。



オイルが大好きなので、ひたすらボディオイルで保湿を。シャワー後、身体が濡れた状態にそのままオイルをのばします。それは10代の頃からの習慣。その上から更にボディローションを重ねることも。とにかく、保湿重視です。

愛用しているボディオイルのスタメンは決まっていて、そこに友人のブランドや頂いたものなどを積極的に試してみます。保湿はもちろんですが、年々大事になってきているのが香り。香りに助けられるようになってきたのは、ここ2,3年のこと。今自分はどうなりたいのか、どんな気分に持っていきたいのか、そういう観点で、香りからボディオイルを選ぶことも。







--------------------保湿重視とのことですが、娘さんのボディケアもこだわっていますか？



娘の保湿ももちろんとても重視しています。とてもまめに保湿をするので、本人に嫌がられているくらい（笑）







娘は肌が弱く、赤ちゃんの頃から湿疹も多かったんです。アレルギー体質なんだと思います。肌は女の子の人生に影響すると思っているので、親がケアしてあげられる時期は、出来る限り気をつけてあげたい。そう思って、たくさん調べた結果、やっぱり保湿が大事なんだと腑に落ち、徹底的な保湿を。今は嫌がっていても、自然と習慣になってくれたらいいなぁと思っています。


















第2回へ続く


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今回の企画では、美雨さんにご指名頂いた、美雨さんと親交の深い方々にご参加いただきました！

ライター：柿本真希さん
フォトグラファー：前康輔さん
ヘアメイク：高城裕子さん
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[Camisole：Trefle CBF267 ]

[cashmere sweater：kone x 早坂香須子]



ほか小物・衣装は美雨さん私物♡



坂本美雨さん
ミュージシャン。
5月1日生まれ。音楽に囲まれNYで育つ。1997年「Ryuichi Sakamoto featuring Sister M」名義でデビュー。以降、本名で活動を開始。音楽活動に加え、執筆活動、ナレーション、演劇など表現の幅を広げ、ラジオではTOKYO FMを始め全国ネットの「ディアフレンズ」のパーソナリティを2011年より担当。村上春樹さんのラジオ番組「村上RADIO」でもDJを務める。おおはた雄一さんとのユニット「おお雨（おおはた雄一+坂本美雨）」待望のファーストアルバム「よろこびあうことは」が2020年6月11日にリリースされた。
動物愛護活動に長年携わり、著書「ネコの吸い方」や愛猫“サバ美”が話題となるなど、"ネコの人"としても知られる。
2015年、出産。猫と娘との暮らしも日々綴っている。