すいみんコラム
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    毎日を充実させる睡眠の法則12

ひざ下冷温水で朝スッキリ

朝起きられない人のために


朝なかなか起きられない。
目は覚めるけど、からだが起こせない。
無理やり起きると立ちくらみや、めまいがしたり、
気持ち悪くて朝食が食べられない。
そんな場合は、自律神経の仕組みをサポートしてみましょう。

人間の睡眠は、起きる時間の3時間前から血圧が上がり始めて、
起きる準備をしていきます。
この準備がタイミングよく整えばスッキリ起きられるので、
からだが準備できるように助けてあげましょう。

朝起きるための準備を助ける


朝、起きるということは、からだにかかる重力の方向が変わるということです。
眠っているときは横になっているので、からだは水平になっていますが、
からだを起こすと、重力がかかる方向が変わります。

からだの水分は足元に移動するのですが、
脳に血流を届けなければならないので、
血圧を使って血液を吸い上げて脳に届けます。

脳は、すべての内臓の中で真っ先に血流が確保されるので、
その結果、他の内臓に回る血流が足りなくなると、
気持ち悪くなってしまうことがあります。
そこで、朝を迎えるときに速やかに血圧が上がるように
サポートしてみましょう。

からだの表面が冷たくなると、血管は収縮して血圧が上がります。
表面が温かくなると、血管は弛緩して血圧は下がります。
この反応を鍛えてあげると、しかるべきタイミングで血圧が上がりやすくなります。

まず、入浴の最後に洗面器に水を汲み、ひざから下にザバーッとかけます。
そして、すかさずお風呂のお湯を汲み、ひざ下にかけます。
これを、水→お湯→水→お湯と3回繰り返します。
入浴のタイミングで行うことがもっとも実行しやすいので、
夜にできればよいですが、朝に入浴する人は朝に実行しても大丈夫です。

12_膝下冷温水

実は、8歳ごろから20歳代前半まで、
性ホルモンが急激に分泌される思春期をまたぎます。
男性ホルモンも女性ホルモンも、
朝起きるために血圧を高めるコルチゾールというホルモンを、
阻害する仕組みがあります。

これによって、中学生ごろがピークで朝、起きるのが大変になります。
朝、起きられなかったり、遅刻することが多いと、
本人のやる気や嫌なことがあるのかなど心配になってしまいますが、
これは生理現象だと割り切って、入浴時にひざ下冷温水を実行してみると、
あっさり起きられるようになることもあります。

夜中のトイレや、朝の立ちくらみ対策にもなりますので、
ぜひ、試してみてください。


菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。

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