すいみんコラム
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    毎日を充実させる睡眠の法則⑭

夜中に目覚めても時計を見ない

夜中に目覚めても時計を見ない


夜中に目覚めたときに、時計を見ることはありませんか?
「まだ3時か・・・。あと3時間は眠れるな・・・。」と
こんな感じで時計を見てしまう。
実は、この時計を見る行為が、夜中に目覚める原因に
なってしまうことがあります。
そこで、夜中に目覚めても、時計を見ないようにしてみましょう。


vol14_自己覚醒法


では、夜中に時計を見ると、どんなことが起こるのでしょうか。
これには、私たちの脳が目覚める仕組みが関係しています。

睡眠の後半には、コルチゾールというステロイドホルモンが、
起床の準備をしていきます。
コルチゾールは、起床時間の3時間前から徐々に分泌され始めて、
起床1時間前に急激に分泌されて、脳を目覚めさせます。
そして、このコルチゾールの分泌は、
言語に影響を受けることが知られています。

つまり「〇時に起きた」と確認すると、
その時間に合わせて、起床準備が行われてしまうのです。
夜中に目覚めて時計を見ると、また同じ時間に目覚めたり、
トイレに行くようになってしまいます。

これは、脳の仕組みとして、ちゃんと起床準備が働いているのですが、
間違った時間に設定されているので、この間違った設定を避けるために、
夜中に目覚めても、時計を見ないようにしましょう。
目覚まし時計を使っているなら、時計は伏せておき、
もし目覚めたら、外が明るいか暗いかぐらいの判断だけで、
時計を見ないようにしてみてください。

起きる時間を3回唱えて眠る自己覚醒法


また、コルチゾールの特性をうまく利用して、
スッキリ起きることもできます。
眠る前に起きる時間を3回唱える、自己覚醒法です。
6時に起きたいなら「6時に起きる」と3回唱えて眠ってみましょう。
実験では、6割ぐらいの人が翌朝スッキリ起きられたと
感じられることが明らかにされています。

さらに、この自己覚醒法は、練習効果があります。
毎日実践していると、起きたい時間に起きられるようになっていくのです。
ただ起きたい時間を唱えて眠るだけなので、
ぜひ、試してみてください。

ちなみに、スヌーズ機能の目覚まし時計を使うほど目覚めにくくなる、
ということも実験で明らかになっています。
スヌーズ機能の目覚まし時計を使うと、起床時間がズルズルとずらされます。

私たちは、スッキリ目覚められないから、スヌーズを使おうと考えますが、
脳は起床のゴールが決まらないと、その時間に向けて起床準備を
整えることができなくなってしまいます。
スヌーズ機能の目覚まし時計は、あくまで保障として、
自己覚醒法で目覚める準備を整えましょう。


菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。

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