すいみんコラム
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    毎日を充実させる睡眠の法則67

家事を使って生産性向上!

脳のネットワークを意図的に切り替える


リモートワークになって、
仕事と家事を両立させなければいけなくなった・・・。
そんなときは、家事を使って、
うまく脳の働きを高めてみましょう。

脳の働きは、大きく2つのネットワークで成り立っています。
1つは、セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク。
実行系ネットワーク、ワーキングメモリネットワーク、
などとも呼ばれます。

文字を読んだり画面を見ているときには、
このネットワークが使われています。
これは、情報を取り込むネットワークです。

もう1つは、デフォルトモード・ネットワーク。
ぼんやりしたり、特に頭を使わなくてもよい作業をしているときには、
このネットワークが使われます。
こちらは、情報をまとめるネットワークです。

この2つのネットワークの切り替えが、
脳の生産性を左右します。

仕事の資料をつくろうと、パソコンの前に座り続けていても、
なかなか進まなかったのに、あきらめてシャワーを浴びていたら
いいアイデアがひらめいて、すぐに資料が出来上がった。
こんな経験をしたことがありませんか?

これは、シャワーを浴びてデフォルトモード・ネットワークに、
切り替わったことでひらめいています。

セントラル・エグゼクティブ・ネットワークは、
情報収集をするときに使われますが、
ただやみくもに情報を入れるだけでは、
ひらめきは生まれません。

情報をまとめるデフォルトモード・ネットワークに、
一旦切り替わったときに、詰め込まれた情報が結びついて
ひらめきが生まれます。

つまり、効率よく仕事をこなすには、
情報を詰め込む → ボーっとする → ひらめく → アウトプットする。
この流れを意図的につくればいいわけです。

この「ボーっとする」の部分を、
仕事に挟み込むのに最適なのが家事です。

作業を適度に区切って、席を立って皿洗い。
皿洗い中に考えがまとまったら、また作業に戻る。
こんな感じで、家事をきっかけにすれば、
脳のネットワークが切り替えやすくなります。

vol.67_家事と睡眠

睡眠も生産性向上に使う


ネット情報を見続けて、
セントラル・エグゼクティブ・ネットワークばかり使っていると、
その情報は自分の行動に反映できません。
自分の行動を向上させるには、
一旦、脳内で情報をつなぎ合わせる必要があります。

デフォルトモード・ネットワークが、
一日のうちでもっとも使われるのが睡眠中です。

スマホでネット情報を見ていて、
睡眠時間が削られてしまうと、
入手した情報は活用されないまま忘れ去られてしまいます。

また、睡眠が不足すると、
ネット情報に振り回されやすくなります。

睡眠不足の脳では、目で見た映像の不要な刺激を抑制する、
高次視覚野の働きが低下します。
すると、見た情報を吟味せずそのまま知覚してしまうので、
いちいち表示された刺激に反応してしまうのです。

これで、無自覚に余計な画面を見続けてしまい、
情報過多になって睡眠中の情報処理が追い付かず、
その寝不足が原因で、また情報過多になるという
悪循環になってしまいます。

脳にとって情報とは、
次の行動を向上させるために入手するものです。

家事や睡眠をうまく挟み込むことで、
脳を効率よく働かせていきましょう。

菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。

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