すいみんコラム
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    毎日を充実させる睡眠の法則75

効率よく眠り、働くための原則

脳に準備をさせて効率アップ!


リモートワークが定着すると、
ワークスペースとプライベートスペースの境が
なくなりがちです。

どこでも何でもできる環境。
これは、脳にとって難易度が高すぎる環境で、
どの作業も質が低下してしまいます。

vol.75_フィードフォワード
コラムの第1回でお伝えしたように、
脳は、場所とそこで行ったことをセットで記憶します。

出来事に対する感情やからだの反応を生み出す扁桃体(へんとうたい)という部位と、
そのすぐ後ろに位置して記憶をつかさどる海馬(かいば)。

この2つの部位が緻密な連携をして、
どの場所でどんなことをして、
そのときからだはどうなったのかを記憶しています。

この記憶は、
次にまた同じ場所に行くときに使われます。

記憶に基づいてあらかじめ
脳の働きとそれに対応するからだを準備して臨む
「フィードフォワード」という仕組みです。

「フィードフォワード」は、
望ましくない場面でも機能します。

ベッドの上でスマホを扱うなど眠りに関係ないことをすると、
ベッドの上では睡眠以外のことができる脳とからだが
準備されてしまいます。

そこで、
ベッドの上では
眠る以外のことをしないようにして、
脳に望ましい記憶をつくり直すことが大切です。

この仕組みは、
睡眠だけに関わるものではありません。

勉強などの学習や
料理などの家事をしながら
スマホを見ていると、
毎回その作業ではないスマホの作業に対応する脳とからだが
準備されてしまいます。

脳に効率よく働いてもらうための原則は、
各作業の場所を限定してあげることです。

仕事中に水分補給するときには席を立つ。
スマホでSNSをチェックするときには席を立つ。
それらをやり終えたら、
何も持たずに席に戻る。

このように、
「それしかしない場所」をつくっていくと、
目の前の作業がスムーズにできるようになります。

持ち歩けるスマホを使う場所を
逆に限定する、という方法もよいです。

「今日は何もせずに終わってしまった・・・」と
感じたときは、
どこでも何でもできる環境になっていると思います。

まずは「これをやりたい」と思っていることを1つ決めて、
それしかしない場所をつくってみましょう。

習慣や気分、集中力を変えるより、
環境を変える方が簡単で確実に成果が出ます。

菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。

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