すいみんコラム
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    毎日を充実させる睡眠の法則79

ゲームで子どもが夜型になってしまうときは

子供の生活リズムを整えるコツは?


子どもがゲームやスマホに熱中してしまい、
夜眠るのが遅くなってしまう場合、
生活リズムを戻すのは
なかなか難しいと思います。

何かに依存的になってしまう、という相談が寄せられたとき
そのことから脱却するために提案している
ポイントをご紹介します。


vol79_ゲームで子どもが夜型になってしまうときは
スマホやゲームを始め、
間食や飲酒、ネットショッピングなど、
日常ありふれた場面でも
依存症の対象になることはたくさんあります。

依存症になりやすい場面の特徴の1つは、
「隠れてやっていること」です。

怒られることや
世間体を気にして隠れてやっているときは、
交感神経系が活発に働いていて、
自分で行動を制御するのが難しくなっています。

その依存症脱却のポイントは、
「共有」です。

共有できると行動が変えやすくなる


子どもの行動に悩む相談では、
ゲームやスマホ、マンガなど、
子どもが時間を費やしていることに対して、
「何をしているのかは知らない」という場合が多いです。

子どもが熱中していることに親が興味を持ち、
子どもが面白いと感じていることを話してもらうなど、
「共有」をすることができると、
自律神経の腹側迷走神経系が働き、
交感神経系は抑制されます。

腹側迷走神経系が働いていると、
気分は落ち着き
自分で自分の行動をコントロールしやすくなります。

面白さや魅力の共有をしたら、
それを充実させるための環境設定をしてみましょう。

例えば、
ゲームやスマホを使う時間を朝イチにつくってもらうことがあります。
朝は、1日のうちで最も頭がさえる時間帯です。
自分が大事に思っている作業を
一番充実できる時間帯に充ててみようと考えるのです。

せっかく楽しいことならば、
ボーっとしたり眠くて"もうろう"としたりしている時間にやるより、
楽しめる時間帯にやってみる。
そうしてみると、
2つの変化があることが多いです。

1つ目は、ゲームの時間が短くなる。
頭の働きがいい時間帯に取り組むので、
集中することもでき、
短い時間で自分なりに充実を感じられた、という反応です。

2つ目は、そもそもそんなに面白くなかったと気付く。
判断力にたけている朝の時間帯は、
その作業が魅力的かどうかを多面的に考えることができます。
「なんかそんなに熱中してやるようなことでもないと思った」
こんな反応もみられます。

能動的に関心を持ち、
その作業を共有して、
もっと充実させる方法を考えてみる。

こうすると、
望まない生活リズムの乱れから
脱却することができます。

菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
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