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快眠グッズで混乱しないために知っておくべきこと②


快眠のためのグッズが増えている中、
「何が自分に必要なのか分からない」
「試したけど効果がなかったからすぐにやめた」
など、グッズの選び方や使用方法で混乱してしまう人も多いようです。

良質な睡眠を得るためグッズを探したのに、
逆に混乱したり不安になったりすることがないように、
そのグッズの機能や上手な使い方について
ご紹介していきます。

今回は、朝の光を人工的に作るライト=「光目覚まし」と、
サプリメントについてお話しします。


【光目覚まし】
アラームの音刺激ではなく、
光刺激によって起床をサポートするのが「光目覚まし」です。

朝に外の光を見ると頭がスッキリする。
夜明るいところで過ごしているとなかなか眠くならない。

そんな経験がある人は、
網膜の細胞が豊富にあり、
視覚ではなく光刺激をキャッチする受容体である「OPN4」を持つ細胞が多い
可能性が高いです。

その場合、
光刺激によって睡眠のリズムがととのいやすく、
逆に乱れやすくもある、という特徴があります。

このように、光感受性が高い人は、
曇りや雨の日が続いたり、日当たりの悪い部屋に住んでいたりすると、
寝起きや寝つきが悪くなることがあります。

環境を自分で変えることができない場合に、
人工的に光刺激を補填するのが「光目覚まし」です。

目覚まし機能として、
徐々に明るく光るものが多いですが、
布団を頭からかぶっていたり、
「光目覚まし」に背を向けて眠っていたりしたら効果を感じることができません。

目覚ましという機能に気をとられず、
起床後に脳に光を届けるようにしてみましょう。

目覚めてボーっとしている間や、
起床してスマホを見ている間などに、
光源を直接見ずに目の辺りに光を当てていれば、
目覚めやすく頭がスッキリすると思います。

朝に光を脳に届けるのは、
メラトニンを減らすのが目的ですが、
夜にメラトニンを増やすことも忘れないようにしましょう。
夜過ごす部屋の照明を暗くしてメラトニンを増やせば、
リズムにメリハリがつき、
朝の光によってメラトニンは減りやすくなり、
より頭がスッキリするようになります。

【サプリメント】
快眠のためのサプリメントは
様々登場しています。

どのサプリメントを選ぶとしても、
使用する際に大切にしていただきたい考え方があります。

それは、眠れないときに眠るために飲むのではなく、
よく眠れるときによりよい睡眠を得るために飲む、という考え方です。

vol97_快眠グッズで混乱しないために知っておくべきこと② 睡眠のために摂取するものとなると、
眠れないときに飲むもの、という発想になると思います。

ただ、この考え方では、
「飲まないと眠れない」
「飲んだのに眠れないのはなぜだ」と、
かえって不安になる場面が生み出されることがあります。

睡眠に対して嫌な印象が記憶されると、
「また夜がきて嫌だな」
「今日も眠れなかったらどうしよう」と、
睡眠を過度に恐れたり眠れないことに焦ったりする思考が出てきてしまいます。

眠りの問題は
その中心が「眠れないことの不安」であり、
この不安さえなくなれば、
問題はかなり解決したと言えます。

サプリメントを摂取するときには、
眠りに対してよい印象をつくる目的で臨んでみましょう。


「今日はしっかり睡眠をとって休もう」というときに
使用してよりよく眠る。

このようにすれば、
余計な不安や焦りを遠ざけることができます。

次回も、快眠グッズの上手な使い方についてお話しします。
菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
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