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睡眠の法則

  • 毎日を充実させる睡眠の法則153

    ●睡眠の法則

    毎日を充実させる睡眠の法則153

眠っても疲れがとれない?


睡眠時間は確保しているのに、
朝起きると、
体がだるい。
疲れがとれない。

そんな風に感じるなら、
スマホやテレビ等の他
外部と連絡をとらず、
何ともつながらない時間をつくってみましょう。

目安は、
14時間以上です。

働く人を対象にした研究で、
終業から始業までの間隔が短くなると、
睡眠の質が悪くなることが明らかになっています。

終業から始業までの間隔のことを、
勤務間インターバル、と呼びます。

勤務間インターバルが、
14時間未満になると、
日中の血圧が高い状態で維持されて、
それは睡眠中にも及びました。

本来は、
代謝活動が下がるはずの睡眠中に、
血圧が高く保たれると、
眠っていても休まらなくなってしまいます。

勤務間インターバル14時間とは、
8時始業ならば、
20時には完全に仕事から離れるということです。

インターバルは、
短いほど睡眠の質は低下し、
11時間未満になると、
日中の作業にも明らかなミスが生じるようになり、
事故の危険が高まります。

これは、勤務時間だけに関係する話では
ありません。

SNSやメールなどの連絡、
動画視聴などから
予想外の刺激を受ける場合も同様です。

脳と体を休ませるため
アンプラグド(何にもつながらない)な時間をつくることを
試してみてください。
何もせず、ボーっとしてみましょう。

vol153_眠っても疲れがとれない?
何もしないでボーっとするのは、
結構難しいかもしれません。

よく、
「何もしないときは何をすればいいですか?」と
質問を受けます。

本当に何もせず、
頭の中に浮かんでくる考えも、
まとめたり、結論を出そうとしたりせず
そのまま放置します。

慣れないうちは、
1分から始めてみましょう。
スマホやテレビの電源を消し、
ボーっとします。

途中で、
「あっネットで買いたい物があるんだった」
「週末の予定の連絡来ているかな?」などと
気になるかもしれません。

1分後には、
思いついたことが行動できますから、
安心して放置しましょう。

1分間ボーっとできたら、
次は5分間に挑戦してみましょう。
10分、15分と時間をつくってみると、
ソワソワした気分が鎮まるのが
感じられると思います。

疲れが取れないなと感じたら
脳と体を休めるアンプラグドで、
外部から離れるインターバルをつくり、
脳と体を休めましょう。


菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則2.0
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則2.0

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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