-
●睡眠の法則
毎日を充実させる睡眠の法則169
脳を鎮める方法、それは家事
3月は新生活に向けて
先の見通しが立ちにくい季節です。
ソワソワして落ち着かなくなり、
夜になってもぐるぐる考えて眠れなくなることもあると思います。
それは、脳は常に先の見通しを立てようとするものですが、
そればかりを考えて答えが見えない状態になっているからです。
そんな時は、少し体を動かしてみてください。
体を動かす、といっても、
エクササイズをしたりスポーツをしたりするという意味ではなく、
何かの作業ができれば、
脳の予測はどんどん精度が上がり、
考えがまとまったり、アイデアがひらめいたりします。
そこでうってつけなのが、家事です。
皿洗いや洗濯たたみ、
アイロンがけや風呂掃除など、
手を動かす作業をしていると、
頭の中の考えは整理されていき、
先の展開が見通せるようになります。
家事をするときは、
その作業だけに集中しましょう。
テレビやスマホをつけたままにせず、
1つの作業だけもくもくと行うのがコツです。
一度にたくさん作業しようとしなくても、
5分や10分だけの短い時間で行うなど、
生活に取り入れやすいようにすれば大丈夫です。
考えがまとまらなかったり、
混乱してしまったりするときは、
ぐるぐる考えるのが嫌でSNSや動画を流し見することが
あるかもしれません。
これは、
画面に注意を引き付けることで、
むくわれない予測作業を強制的に止めているのです。
画面を見ているときは何も考えずに済みますが、
予測の精度は高まらないので、
根本的な解決にはなりません。
家事を
「やらなければいけない作業」から
「頭の整理ができる作業」に位置付けて、
不安定な季節を乗り切りましょう。
菅原洋平
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則2.0
イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。